職場の人間関係や恋愛相談、身体のコンプレックスから性の悩みまで――。読者から寄せられた多種多様な悩みを、「自己防衛おじさん」こと占い師の鉄平さんが、真摯かつユーモラスに回答していく。

今回の紹介するのは、「ギャンブル依存症」に関するお悩みだ。

負けに負け、家路につくまでの帰り道に「もうやらない」と心に誓っても、翌日にはケロっとギャンブル。そんな自分の弱さに悩むのは...、東京都に住むJタウンネット記者(20代男性)である。

休日はもちろんのこと、平日の仕事終わりにさえ、パチンコに行ってしまう記者。こんな生活もうやめたい...、そう思って何年経ったことだろう。

意志薄弱な記者に、自己防衛おじさんさんはどんな助言をくれるのだろうか。送られてきたメッセージは、意外なものだった。

「あなたはギャンブルを止める必要はありません」

記者のお悩み

ギャンブルにお金をつぎ込んでしまう自分の弱さに悩んでいます。

平日の仕事終わりに、少しだけパチンコ。休日ともなれば長時間パチンコをしながら、競馬にも手を出してしまいます。勝てたら、うれしい気持ちになれます。でもその大半は、負けです。

帰り道に「もうやらない」と心に誓って、その翌日にはギャンブル。この繰り返しです。自分の意志を強く保つには、どうすればいいのでしょう。アドバイス、お願いします。

自己防衛おじさんの回答

程度の差はあれ早い話が、あなたはキャンブル依存症のグループに属されているわけです。

しかし深刻になる必要はありません。人間は多かれ少なかれ何かに依存しながら生きています。恋愛などの人間関係依存、アルコールやお菓子などの食べ物依存、昨今ではゲーム依存やスマホ依存もあるのではないでしょうか。

言い方を変えると好きなことに没頭して生きられる、幸せな人たちでもあるわけです。

ただそれらの依存度合いが深くなってくると、日常生活に支障をきたすことになるわけですが、例えば借金してでもギャンブルをしていたり、博打で仕事もまともに出来ないなど日常が成立していないとしたら、危機的状況と言えるでしょう。

ご自身はどの程度の依存度合いなのかをよく俯瞰して状況を認識する必要があるかもしれませんね。

幸いなことに博打癖のある自分の弱さにご自身で気付いている様子なので、自己防衛度は高いと見受けられます。ですが、大半が負けということは金銭的に損をしているわけで、そんな風に負け続けている自分を受け入れたくないために、またギャンブルに舞い戻ってしまうのでしょう。

当然負けを認めるというのは老若男女問わず辛いことではあります。

しかし「負けるが勝ち」という言葉もある様に、負けを受けいれられるようになって初めて、その人は強く潔い人物になるのではないでしょうか。

例えが不適切かもしれませんが、上級国民と言われるような人でも、人生の終焉期に甚大なミスを引き起こし、最後の最後で人生が暗転する場合もあるのです。

このように何事も勝ちが続くこと、つまり陽を極め続けていくことはリスク。必ず陰に転ずる時が来るわけです。

あなたはギャンブルを止める必要はありません。

ギャンブルの負けを仕事や恋愛で勝利して、陰陽混合に人生のバランスを取っていけば、今よりもっとより豊かになっていくことでしょう。

Jタウンネットでは、読者の「お悩み」を募集しています。読者投稿フォーム、公式ツイッターのダイレクトメッセージもしくはメール(toko@j-town.net)で、悩みの具体的な内容(200字程度)、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別、職業を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。

筆者:占い師の鉄平(自己防衛おじさん)新橋で発見された占い界の超新星「自己防衛おじさん」こと占い師の鉄平。街頭インタビューでのインパクトのある発言と、独特な顔芸から話題になった。定評のある対面鑑定や執筆活動の他、CM出演など活動は多岐にわたる。Twitter(@tpyclub)