ガソリンスタンドで「洗濯代行」? エネオスがはじめた意外な新業態、その背景は
[みみよりライブ5up - 広島ホームテレビ] 2021年1月26日放送分では、ガソリンの販売などを行う「エネオス」が洗濯代行サービスの実証実験を全国に先駆けて広島で行うことを取り上げていました。
エネオスは去年9月から、コインランドリーを6店舗、関東を中心に展開しています。
ガゾリンスタンドで洗濯...?(画像はイメージ)
エネオスが、洗濯代行?
広島県内では1月30日、中区舟入本町に初出店。2月には佐伯区吉見園のガソリンスタンドにもオープンする予定です。
この2店舗では午前7時から午後8時まで洗濯代行サービスを受け付けます。
従業員が洗濯物を預かったあと洗濯や乾燥を行い、包装して返却します。
サービスは一般衣類のコースと、布団や毛布のコースの2種類。プラス400円でスピード仕上げといったオプションサービスも用意されています。
エネオスがなぜ今、洗濯代行なのでしょうか?
ENEOSジェネレーションズの宮澤清社長は
「女性の社会進出が進むとともに、洗濯代行の需要が上がってきている」
と話します。共働きや高齢者世帯の増加に伴い、家事代行サービスへのニーズは高まりを見せています。
一方、温室効果ガスの排出削減に向けガソリンの需要減少は避けられません。
宮澤社長によると「ガソリンに代わる新しい収入源というか新業態をつくっていかないと5年10年やってもその先は難しい」とのことで、エネオスは事業の多角化を迫られています。
閉鎖も考えられるガソリンスタンドの立地を有効活用するためのアイデアの一つとして、洗濯代行という取り組みがスタートしました。
エネオスでは今回の実証実験の結果を踏まえ、2023年度を目標に洗濯代行サービスの本格導入を目指します。
面白い取り組みですね。
(ライター:momiji)