「今にも禰豆子揚げそう」 炭治郎コスでほほ笑むカーネルおじさんが不穏すぎる件
ケンタッキーフライドチキンの店頭に佇んでいる「カーネルおじさん」。
ケンタッキーの創業者であるカーネル・サンダース氏の姿を等身大で再現した白髪の彼は、お店のシンボルだ。
店舗によっては、季節ごとにサンタの帽子を被っていたり、ハロウィーンでカボチャの被り物をしていたり、道行く人やお客さんを楽しませてくれる存在でもある。
そんな中、何だか物騒(?)なカーネルおじさんがいたとツイッターで話題になっている。
その格好は...!(画像はわたぐも@Izayoinu_wtgmさん提供)
これは2021年2月1日、ツイッターユーザーのわたぐも(@Izayoinu_wtgm)さんが
「いまにもねずこを揚げそうなタンジェロさんおる」
とコメントを添えて、投稿した画像だ。
「禰豆子揚げそう」といわれてしまっているのは、緑と黒の市松模様の羽織を羽織ったカーネルおじさん。
人気コミック「鬼滅の刃」の主人公、竈門炭治郎風の格好だ。ちなみに、「タンジェロ」とは、「たんじろう」を外国語風にもじったもので、ネット上でよく使われている呼び名である。
節分だから、鬼と戦う炭治郎のコスプレをしていたのだろうか...。
彼の後ろには、週刊少年ジャンプで「鬼滅の刃」の連載が始まった際の煽り文句をアレンジした
「己を滅して コロナを斬れ」
というメッセージも書かれている。
また、柔和な笑顔をたたえたカーネルおじさんが持っているのは、作中で炭治郎が妹の禰豆子を入れて背負っている箱。
その様子を見るに、このまま抱えて厨房に去ってしまう可能性もゼロではない...かもしれない。
この投稿に、ツイッターでは
「これは笑った」
「鶏柱やん」
「チュン太郎、逃げてーー!」
「後ろの『己を滅してコロナを斬れ』というフレーズもなかなかパンチ効いてますね」
といったリプライが寄せられている。
「今にも調理場に持っていきそうだったので...」
Jタウンネットは2日、投稿者のわたぐもさんを取材し、詳しい話を聞いた。
わたぐもさんが炭治郎風カーネルおじさんを見かけたのは、1日の15時頃。
場所はケンタッキーフライドチキンの久喜店(埼玉県久喜市)だという。
いまにもねずこを揚げそうなタンジェロさんおる pic.twitter.com/iZMYmvJEf4
— マメット・わたフェル (@Izayoinu_wtgm) February 1, 2021
わたぐもさんに、見かけたときの感想を尋ねると
「まず人形を見て、ここにも鬼滅か......と思ったのと、いやねずこ揚げちゃだめでしょ、って思いました今にも調理場に持っていきそうだったので...」
とする。また、今回の投稿の反響を受けて、
「後々バズってから見返して、己を滅して〜の文字がパンチ効いてるみたいな返事を見て確かにって思いました。
仕事はしなきゃいけない、でも自粛もしなきゃならない、自粛のせいでご飯も満足に食べれないですからね。
もちろんケンタッキーも例外ではないです。食べたいのに買えない......。そういう意味でまさに『己を滅する』だなあと感じましたね」
ともコメントしていた。
それにしても、このカーネルおじさんはなぜこのようなコスプレをしていたのか。
Jタウンネットは4日、日本KFCホールディングス(神奈川県横浜市)の広報に聞いた。
だが残念ながら、
「こちらのコスプレは、現在はもう取り外されて通常のカーネルおじさんになっているため詳細についてはお答えできません」
との回答だった。
市松模様の羽織が意外と似合っていたカーネル・タンジェロおじさん。
運がよければまたどこかで会える......かもしれない。