突然だが、こちらの画像をご覧いただきたい。


俳句になっている(画像はスミマサノリ(@sumimachine)さんのツイートより・編集部でトリミング)

一見すると、どこでも見かけるような普通の買い物のレシートだ。しかし、並べられたその品目を声に出して読んでみると、

「ぶなしめじ えのき エビアン 豚ミンチ」

「ぶなしめじ」の5文字、「えのき」と「エビアン」を合わせて7文字、「ぶたミンチ」でまた5文字。

そう、5・7・5の川柳のようになっているのだ。

これだけでも感心してしまうが、このレシートの凄さはこれにとどまらない。

合計金額のところをみると......消費税も含めて「575」円になっている。なんと、川柳に因んでいるのは品目名だけではなかったのだ!

都内のスーパーでゲット

このレシートの写真は、俳優でクリエイターのスミマサノリ(@sumimachine)さんが2021年2月3日に投稿したもの。撮影したのは同日の14時半ごろ、場所は都内の某スーパーだという。

普段から「レシートポエマー」としてレシートで川柳を作ったり、縦読みでメッセージを作ったりしているスミマサノリさんは、綿密に計算し、今回の「川柳レシート」を入手したという。

「(レシートポエマーとしての)活動の一環として今回もレシートで川柳を詠みました。

合計金額も575円になるように狙いましたが、軽減税率なのかそうでないのか、陳列棚の表示通りにレシートに印字されるのか、など、留意点が色々とありかなり難しかったです」

軽減税率の対象かそうでないかまで計算しているとは......。

たった一枚のレシートのために、裏ではとんでもない手間暇が掛けられていたようだ。

「うまく出来上がってとても嬉しく、充実感に浸りながらスターバックスでコーヒーを飲みながら投稿しました」(スミマサノリさん)

作者にとっても会心の出来だったこちらのレシート。ツイッターでは、

「ふつーにすごいw」
「韻も踏んでるのがポイント高い」
「ぶなしめじとえのき、秋の季語かと思ったw」

といった声が寄せられ、大きな話題となっている。

こういった反響についてスミマサノリさんは、

「ここまで反響があるとは思っていなかったので嬉しいです。作るのに苦労したので、その甲斐がありました。

印象に残ったリプライは、『領収証 営業時間 あさ7時 よる11時 年中無休』で短歌になってますねという投稿をみて、なるほどと思ったり、『占地(しめじ)』は季語です、と教えてもらったり色々楽しいです」

とコメントした。