皆さんは、右手と左手の手袋が紐でつながった「紐付き手袋」を知っているだろうか?

子供の頃、片方だけなくすことがないようにこのタイプの手袋を使っていたという人もいるだろう。

ツイッターではこの「紐付き手袋」のある使い方が、「雪国あるある」だと話題になっている。

その使い方が、こちらだ。

これは2021年1月27日、ツイッターユーザーのhéιz(@Haze737)さんの投稿。

紹介しているのは、紐付き手袋の紐を、袖の中に通しておくというもの。

筆者(神奈川県出身)は、この紐を首にそのまま引っ掛けるものだと思っていた。すると、落としにくくなるという点では便利な一方、紐をどこかに引っ掛けてしまうといった危険が伴うのが気になるところだったのだが......。

この紐を、上着のタグのところで一度結び、袖の中を通すことでより安全に使えるらしい。


紐つき手袋(画像はhéιz@Haze737さんより提供、編集部で一部トリミング)

héιzさんは

「これ雪国では常識?」

としているが、実際はどうなのだろうか。

「雪国じゃないと知らないことにびっくり」

この投稿に対し、ツイッターでは雪国在住と思われるユーザーたちから

「常識!常識!やってます?!」
「秋田県ですが、やってました! 保育園などでは、雪遊びの後に手袋が片方、行方不明という事にならないので良いんですよ」
「むしろ、雪国じゃないとコレを知らない事にびっくりです...」
「タグに一度くるっと通すと、変なズレしにくくなりますね。常識だと思ってました」
「岩手から失礼します うちもタグに手袋の紐通してます。
落とさなくていいし、首にかけて絡まったりすると首締まって危ないので安全だし手袋なくさなくて便利です」

といったコメントが寄せられている。


タグに紐を結びつける(画像はhéιz@Haze737さんより提供、編集部で一部トリミング)

一方で、

「首にかけるモノだと思ってました...。画期的!」
「この紐の存在意義を初めて知りました!!!こどものなんだから引っかかるし、と、ずっと邪魔扱いしてしまっていました。教えていただいてありがとうございます!!」

といった声も。

この方法、雪国では一般的なようだがそれ以外の地域では、もしかしたらあまり馴染みがないのかもしれない。

ちなみに、中には

「袖には通すけどタグにはつけなかったかなぁ 雪国はすぐに雪でぬれちゃうから干すときめんどくさい...」

といった意見もあった。常識、とはいえど雪国ならではの理由でやっていない人ももちろんいるようだ。

「どこかに引っかかることもなく良い」

2021年1月31日、Jタウンネット編集部は投稿者のhéιz(@Haze737)さんを取材し、話を聞いた。

現在はニューヨークで1歳児の子育てをしているというhéιzさん。

今回投稿した手袋はお子さんにとって初めての手袋になるとのこと。

héιzさんはこの手袋のつけ方を「ググってて知りました」とのことだが、その経緯を

「私は子供の頃に母が手袋に紐をつけてくれて身につけていたのですが、いつの間にかなくしていました。
そして、我が子の手袋に紐を編み付けながら、遊具で遊んでいる時などに、紐がどこかにひっかかり事故が起こる可能性について気になったので、何か方法はないかとググリました」

と説明する。ちなみに、広島県出身だというhéιzさんが子どものころは、紐は首や肩にかけていて外に出していたそうだ。

実際に使ってみての感想は、どうだったのだろうか。尋ねると

「先日公園へ行った時に実際に使ってみました。
どこかに引っかかる事もなく良かったのですが、そもそもうちの一歳児が手袋自体を嫌がってしまい、着用時間自体は長くありませんでした。でも、もう少し大きくなって自分で手袋をつけられるようになると良さそうだなと思いました」

とのこと。また、

「ニューヨークは青森と同じくらいの緯度で非常に寒いので、これから子供の成長とともにこの方法が更に役立つかなと期待しています」

とコメントした。

手袋をなくさず、かつ安全に使用できるこの方法。雪国以外の地域の方も、ぜひ一度試してみてはいかがだろうか。