好きな具材を持ち寄ってお好み焼きパーティー。

そんな楽しいイベントで、悲しい争いが勃発してしまった――。そんな様子を描いた漫画が、話題となっている。


ソース持参(画像はミャンマーさん太郎@tenrai_haさんの作品、編集部で一部トリミング)

これは、ツイッターで4コマ漫画などを投稿しているミャンマーさん太郎(@tenrai_ha)さんが投稿した漫画。

3人の女性が集まった、持ち寄りのお好み焼きパーティー。いよいよメインのお好み焼きが焼き上がったというタイミングで、眼鏡の女性が

「あっ私ソースも持ってきたんだ〜」

と切り出す。すると他の二人も

「えっ私も〜」
「みんな持ってきてるじゃ〜ん(笑)」

と、各自が持ち寄ってきたソースを取り出す。

これが、争いの火種となってしまった......。

お好み焼きにかけるものと言えば...?


戦争不可避(画像はミャンマーさん太郎@tenrai_haさんの作品、編集部で一部トリミング)

3人が持ってきていたのは、それぞれ異なるメーカーの、別の種類のソース。

中部地方出身者は、コーミ(愛知県名古屋市)の「こいくちソース」、中国地方出身者はオタフクソース(広島県広島市)の「お好みソース」、そして関東地方出身者はブルドックソース(東京都中央区)の「中濃ソース」を手にしている。

ソースには味の好みや地域性が顕著に表れることもあり、譲れない思いがあるのだろうか。

まさに一触即発といった雰囲気で、漫画は終わる。つ、続きが気になる......。

この漫画について、ツイッターでは

「お好み焼きのソースにおたふくソース以外の選択肢があることを初めて知ったわ......」
「おたふく一択やろ」
「ここに関西出身者ならヘルメスソースがくる!!」「私はオタフク一択やけど、神戸やったらドロソース派が一定数いるはず」
「かごめソースが無いとかありえない」
「オリバーかイカリなんだよなぁ」

と更なるソース論争が。

ちなみに、Jタウンネット編集部が以前ソースに関する調査をした際にも、地域によるソースの好みの差がクッキリあらわれていた。(日本全国「好きなソース」総選挙! 東のブルドック、西のオタフク、中部のカゴメ...イカリ、コーミなどのローカル強豪も)

「なごやかに食べ比べをしました」

この漫画の詳細を聞くべく、Jタウンネット編集部は26日に作者のミャンマーさん太郎さんを取材した。

ミャンマーさん太郎さんによれば、この漫画は実話に基づいている。気になるお好み焼きパーティーのその後については

「結局各々のソースをかけながら個別で食べましたが、他のソースの味も気になり、なごやかにか食べ比べをしました。ただ、かつお節が無かったのでコンビニに走ることになりました」

と説明。無事、平和的解決をしたようで安心した。

ちなみに、この漫画における「中部出身」のキャラクターが作者のミャンマーさん太郎さんだそう。やはりコーミソースにこだわりがあるのか尋ねると

「幼少の頃から家がコーミソース派だったので、馴染んだ味で今も1番好きです」

としていた。

また、今回この漫画が話題になったことについては、

「寄せられた意見で全国にいろいろなソースがあることを知り、いくつかを購入し、試してみようと思っています」

とコメント。

かくいう筆者(関東出身)も、ソースといわれて思い浮かぶのはブルドックの中濃ソースで、もちろんお好み焼きにもそれをかけて食べる。今まで他のソースをかけようと思ったことはなかった。

しかし、日本にはたくさんの種類のソースがある。この漫画の登場人物たちのように、他の地域のイチオシソースをかけて、お好み焼きを食べてみるのも面白いかもしれない。