札幌FWジェイと横浜FCのMF中村俊輔【写真:高橋学 & 小林 靖】

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42歳の中村は最年長での選出「物凄いキャリアを過ごしてきた」

 英メディア「プラネット・フットボール」が、「2021年にプレーしているのが信じられない選手」として、34歳オーバーの現役サッカー選手17人を紹介。

 現在、Jリーグでプレーする元日本代表MF中村俊輔(横浜FC)と元イングランド代表FWジェイ(北海道コンサドーレ札幌)も選ばれている。

 桐光学園高から1997年に横浜マリノス(現横浜F・マリノス)に加入した中村は、2000年にリーグMVPに輝くなど確固たる地位を築き、02年にイタリア1部レッジーナへ渡った。セリエAで3年間プレーした後、05年7月にスコットランド1部の強豪セルティックへ移籍。在籍4年でリーグ優勝3回、06-07シーズンには年間MVPに輝き、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージのマンチェスター・ユナイテッド戦2試合では直接FK弾を2本決めるなど、レジェンドの1人として今も高い人気を誇っている。

 スペイン1部エスパニョールを経て、10年にJリーグに復帰。横浜FM、ジュビロ磐田でプレーし、現在は横浜FCに所属している。42歳となった今も高精度の左足は健在で、新シーズンからは2019年以来の「10番」を背負うことも発表されている。

 今回取り上げられた17選手のなかで最年長の中村。記事では「1997年からのプロキャリアで、CLで記憶に残るパフォーマンスを見せてセルティックの歴史に名前を残すなど、シュンスケ・ナカムラは物凄いキャリアを過ごしてきた」とし、「42歳となった今はJリーグの横浜FCでプレーし、2003年にセリエAで初めて対戦したジェイ・ボスロイドといまだに対戦する機会がある」と綴っている。

 J1札幌に所属する38歳のジェイは、名門アーセナルの下部組織出身。イングランドの複数クラブ、イタリアのペルージャ、タイのムアントン・ユナイテッドを経て、2015年にジュビロ磐田へ加入した。1年目からJ2リーグ戦32試合20得点を記録してJ1昇格に貢献すると、2017年途中からは札幌でプレーしている。

 同メディアは、「昨年、これまでで最もタフだった対戦相手は誰かと聞かれたジェイは『パオロ・マルディーニ、リオ・ファーディナンド、イバン・コルドバ』と恐るべき答えを返した」とし、同選手のサッカー人生を「冒険に満ちたキャリア」と表現している。

 記事では他にも、2010年南アフリカ・ワールドカップ(W杯)でPK戦の末に日本を破り、史上初の8強進出を果たしたパラグアイ代表メンバーの1人で、現在はオリンピアでプレーする元パラグアイ代表FWロケ・サンタクルスや、先日ウルグアイ1部ナシオナルに移籍することが発表された元アルゼンチン代表MFアンドレス・ダレッサンドロ、W杯に3度出場した元アルゼンチン代表MFマキシ・ロドリゲス、09-10シーズンのインテル3冠に貢献した元ブラジル代表DFマイコンらが紹介されている。(Football ZONE web編集部)