職場の人間関係や恋愛相談、身体のコンプレックスから性の悩みまで――。読者から寄せられた多種多様な悩みを、「自己防衛おじさん」こと占い師の鉄平さんが、真摯かつユーモラスに回答していく。

今回の相談は、「体毛」に関するお悩み。鳥取県在住の自営業・Uさん(30代女性)からの投稿だ。

30代後半にさしかかって、あらゆる体毛が白色になりつつある彼女。鼻毛に至っては、他の体毛と比べものにならないほど真っ白になり、ショックを受けているという。

黒い毛はどこにあるのか――。そう思うほど全身の毛が白色になってしまったUさんに、自己防衛おじさんはどんなアドバイスを送るのだろうか。

「あなたはただ鼻毛が白くなりやすい性質をもった人」

読者のお悩み

最近私が特に悩んでいるのは、老化が加速していると感じる点です。

30代前半まではなかったあらゆる体毛が白毛になってきたのがショックで悩んでいます。

特に私が悩んでいるのが鼻毛の白毛です。

鼻毛の白毛率がどう見ても他の体毛の比ではないので、そこがかなりショックでした。

かなりの本数が白くなっていて、黒い毛があるのか...、と思ってしまうくらい白毛が多くなってしまって悩んでいます。

自己防衛おじさんの回答

老いるスピードには何故か個人差があります。

目に見えてわかる老いっぷりの人と年齢を重ねても何故か若々しくいられる人と、その差ってなんなのか私も知りたいくらいです。

あくまでも個人的な見解ではありますが、自分の立ち位置が変わらない人、つまりどこまでも自分主体で生きられる人は若さをキープしているのではないでしょうか。

その極みが芸能人でもあるわけです。

結婚して所帯を持つことで責任感が増し大人びてくる。

反対に独身のまま自由であれば比較的若くいられるのかもしれません。そして、結婚をしても子供がいない場合は若々しい人が多いように思います。

孫がいない高齢者もやはりおじいちゃんおばあいちゃんとは呼ばれないからなのか、いつまでも父と母的な立ち位置でいられるからなのか、年齢よりも若々しい方が多いように思います。

話は少々脱線しましたが、今回は体毛が白くなり悩んでいるというお話。そもそもそれは本当に老化なのでしょうか?

20歳前後でも白髪が多い人もいて、一概に体毛が白くなることが老化とも言い切れません。

我々は「個体差」を「老化」と換言することで、自らを納得させてしまっている可能性もあるのです。

老化という名の個体差は煽ればお金になります。商業ベースに一番乗せやすい美容と健康はその老化という解釈がベースになっているので、我々がただの個体差だと認識を改めれば、惑わされることもないのです。

あなたはただ鼻毛が白くなりやすい性質をもった人。そう認識すれば悩みからは解放される。そんな気がしています。

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筆者:占い師の鉄平(自己防衛おじさん)新橋で発見された占い界の超新星「自己防衛おじさん」こと占い師の鉄平。街頭インタビューでのインパクトのある発言と、独特な顔芸から話題になった。定評のある対面鑑定や執筆活動の他、CM出演など活動は多岐にわたる。Twitter(@tpyclub)