被害者に謝罪したものの“罰”として眉毛を剃られた少年たち(画像は『Mirror 2020年11月9日付「Police officers punish teens by shaving off their eyebrows after parking fee scam」(Image: ViralPress)』のスクリーンショット)

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インドネシアにある観光客が多く訪れるビーチで、このほど10代の少年2人が駐車料金をだまし取る詐欺を働いていた。通報されて詐欺の事実を認めた2人は、警察官から眉毛を全部剃られるという驚きの罰を受けたという。『Mirror』『Hindi Khabre』などが伝えている。

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インドネシア南スラウェシ州ロサリビーチで先月31日、10代の少年2人が車を停めた観光客に対し高すぎる駐車料金を請求した。しかしロサリビーチでは、観光業を支援するために2015年から駐車料金を無料にしていた。これを知っていた観光客が詐欺に気付き警察に通報、そして駆けつけた警察官が少年たちに確認すると2人は犯行を認め、その場で被害に遭った観光客らに謝罪したという。

事件は和解したものの、警察官は2人の眉毛を全部剃り落すという風変わりな罰を与えることに決めた。ロサリビーチを管轄するマカッサル警察公安部長のイマン・ハッドさん(Iman Hud)は「2人は駐車料金を車の所有者に単に要求するだけでなく、脅すようにしてお金を巻き上げていました。今回の罰は今後、2人が悪事を繰り返さないようにするための軽い制裁となるでしょう」と話している。

公開された写真には、警察官に大人しくカミソリで眉毛を剃られている少年らの姿が写っており、剃られた後の2人はどこかすっきりとした表情を見せていた。2人は詐欺について厳重注意を受けた後、自宅に帰されたとのことだ。

このニュースにはネット上で「すごく面白いね! 手を切り落としちゃうよりはいい方法だ」「面白い正義の執行方法ね。何も罰が無かったり、裁判まで5か月も待ったりするよりは良い方法だと思う」といったコメントがあがっている。

今回のように警察が風変わりな罰を与える例は珍しいが、実は過去にも起こっている。米オハイオ州では、35匹の子猫を公園に捨てた女が一晩を公園で過ごす罰を受けていた。女は拘置所もしくは自宅で監禁されるか、高額の寄付を行うなどの選択肢を与えられたが、公園で一晩過ごすことを選んだという。

画像は『Mirror 2020年11月9日付「Police officers punish teens by shaving off their eyebrows after parking fee scam」(Image: ViralPress)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)