【ファンキー通信】極めろ「亭主関白道」! あなたは何段?

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 「♪俺より先に〜寝てはいけない〜 俺より後に〜起きてもいけない〜」なんていうのが昔の亭主関白の考え方だった(分かります? さだまさし氏の『関白宣言』。古すぎ??)。しかし、こんなにも女性が強くなってしまった世の中で、こういう話が通用するはずもなく、亭主関白もだいぶ様変わり・・・。今や、ただ黙って奥さんにアレコレ言っているだけではダメなんです。それじゃあ、いったいどうしたらいいのぉ〜?

 そんな現代を生きる亭主たちのお手本というべき人たちが九州にいるそう。その団体とは、「全国亭主関白協会」。夫婦喧嘩を円満に回避するため、心と技を磨きあう平和主義者たちの集まりなんだとか。謎に包まれたその活動内容を、会長である天野周一さんに教えてもらいました。

 「主な活動としては月に1度集会を開き、お互いに抱えている問題や悩みについて話し合うというものです。堅苦しいものじゃなく、酒を飲みながらとか、そういう感じで・・・。その方がお互いに本音で話ができるじゃないですか」(天野さん)

 そんな協会が会員の皆さんに認定しているのが亭主関白道の段位。その一例をご紹介すると・・・。

初段:買い物に同行し、荷物を持つことを断れる
二段:ゴミ出し、風呂掃除などを断ることができる
(中略)
九段:けんかをしたとき、心の中でなく声に出して「出て行けー!」と言える
十段:女房に「あなたのような亭主関白は見たことも聞いたこともない」とお墨付きをもらっている

 さらにこの亭主関白道にはウラ認定基準というものがあり、そちらには「ありがとう」「ごめんなさい」「愛してる」といった3つの言葉が言えるかどうか? などといった項目が含まれているという。亭主関白道とは、相手を思いやる気持ちも大切にしているんですね!

 このように地道な活動を続け会員数を増やしている協会だが、最近、大きな課題への取り組みを強化しているという。その問題とは、団塊世代が多く退職する2007年に急増するとみられる「熟年離婚」を防止しようというもの。う〜ん、大きな問題ですね。

 さぁ、あなたも今日から「亭主関白道」を見習って、奥さんへの接し方を見直してみましょう。(石橋夏江/verb)

■関連リンク
全国亭主関白協会