家にいる時間を使って、お菓子づくりをしてみたいという人が増えています。初心者でも簡単に、身近な素材でつくれたら嬉しいですよね。

ここでは料理上手で知られるフジテレビの久代萌美アナウンサーが、普段からよくつくっているという、少ない材料の簡単お菓子レシピを3つ教えてくれました。


牛乳パックを型代わりにするカステラ

久代萌美アナウンサーに教わる!卵、牛乳でつくる簡単スイーツ



今回はおうちにある、少ない材料で簡単につくれるスイーツをご紹介します。自家製スイーツは、甘さも好みで調整できるのがいいですね。
甘いものを食べたくなったとき、普段からよくつくっているスタメンおやつです。


●牛乳パックでつくるカステラ





牛乳パックがカステラ型に早変わり! どこか懐かしい味のカステラです。



【材料(牛乳パック1つ分)】

・卵 3個

・はちみつ 30g

・みりん 大さじ1

・牛乳 大さじ2

・砂糖 50g

・強力粉 60g

【つくり方】


・オーブンは180℃に予熱しておく。
・牛乳パックはよく洗い、水気をふき取り、一面だけカッターで切り取り、型をつくる。中にオーブンシートを敷き、周りはアルミホイルで覆っておく。

(1) 卵を卵黄と卵白に分ける。卵白に砂糖半量を入れ、泡立てメレンゲをつくる。



(2) 別のボウルで卵黄と、残りの砂糖を加えて白っぽく、もったりするまでよく混ぜる。途中ではちみつを加える。(1)の泡だて器を洗わずそのまま使うと、洗い物が少なくなります。



(3) (2)に(1)のメレンゲを1/3ほど入れてよく混ぜ、そこに強力粉をふるいながら入れ、ゴムベラで切るように混ぜる。





(4) 牛乳、みりんを加えて混ぜたら、残りのメレンゲをすべて加えてサックリ混ぜる。





(5) 牛乳パックの型に生地を流し入れ、一度高い位置から型を落として、中の空気を抜く。





(6) 180℃で10分熱したら、160℃に温度を下げ、25分ほど焼いて完成です。




<ポイント>
・焼いている途中に焦げそうになったら、上にアルミホイルを被せてください。
・お好みで、型の底にザラメを敷くと、ザラメの食感がいいアクセントになります。


●簡単プリン





材料は卵・牛乳・砂糖だけ。自家製カラメルソースで、本格的な味に!



【材料(4個分)】

・卵(全卵2つ、卵黄1つ)

・砂糖 30g(はちみつでも可)

・牛乳 200ml

・カラメルソース[グラニュー糖40g(砂糖でも可)、水15ml、お湯20ml]

【つくり方】



・オーブンは160℃に予熱しておく。

(1) カラメルソースをつくる




グラニュー糖と水を小鍋に入れ、火にかける。沸騰して泡が出てきたら、ゴムベラ等で混ぜながら、色の変化を見守る。
好みの焦げ具合になったら、火を止めてお湯を加える(はねるので注意!)。耐熱の容器に、それぞれ注ぐ。
※よく焦がすと、ほろ苦い大人の味わいに。お子さん用には、あまり焦がさないのがおすすめ。

(2) 卵液をつくる



ボウルに、卵(全卵2つ、卵黄1つ)を入れ、混ぜておく。


(1)の小鍋に牛乳と砂糖を入れて、温めながら砂糖を溶かす。
※(1)でカラメルソースをつくった小鍋を、洗わずにそのまま使うことで、鍋にこびりついたカラメルを余すことなく使いきれます。また洗い物もラクになって一石二鳥!

牛乳が人肌程度に温まったら、火からおろし、ボウルに加え、泡だて器でよく混ぜる。

(3) 焼く




容器にカラメルソースを注ぐ。


その上から、茶こしなどを使ってこしながら、卵液を注ぐ。


1つずつアルミホイルでフタをして、160℃のオーブンで30分、天板にお湯をはって蒸し焼きにする。


<ポイント>
・甘さは砂糖の量をお好みで調整してください。
・ちょうどいいサイズの容器がない場合は、グラタン皿など、大きい容器でつくって、できたものを取り分けても。


●牛乳と練乳でアイスキャンディー





混ぜて凍らせるだけの簡単アイスキャンディー。お好きなフルーツ、缶詰などでつくってみてください!



【材料(つくりやすい量)】

・牛乳 適量

・練乳 適量

・お好きなフルーツ(今回はミカンの缶詰)

【つくり方】



(1) 牛乳に、練乳をお好みの甘さだけ入れてよく混ぜます。





(2) フルーツとともに容器に入れて、半日ほど冷凍庫に入れたら完成。アイス用の容器がない場合は、紙コップでも可。




<ポイント>
・凍ったアイスが容器から取り出しにくい場合は、周囲をお湯で温めてみてください
・牛乳の代わりに、ヨーグルトを使うとさっぱり味に、生クリームをゆるく泡立てたものを使うと濃厚なアイスに

砂糖の量を調整して、自分好みの甘さのスイーツができるところが、自家製のいいところ。
私は、一度つくったら「もう少し甘さ控えめが好み」など、メモを取っておき、次回つくるときの参考にしています。
皆さんもこの機会にぜひ、「自分好みの味」を、研究してみてはいかがでしょうか。

【久代萌美】


フジテレビアナウンサー。現在、『ノンストップ!』火・水のESSEコーナーに出演のほか、レギュラー番組多数。プライベートではパン教室にも通い中。公式インスタグラムは@kushiro_moemi