もう探し物しない収納術。1軍・2軍分けと置き場所がカギ
ものには、“よく使うもの”と“たまにしか使わないもの”があります。これが混在していると、使いたいときにすぐに取り出せなかったり、あれどこにしまったっけ? と迷子になったり…。そんな使い勝手の悪い収納はNG!
ライフオーガナイザー・香村薫さんがご自宅で実践している方法を教えてもらいました。
毎日のように使うものは1軍、たまにしか使わないものは2軍と、ものを使用頻度で分けてみましょう。1軍は出し入れしやすい場所に収納します。
●子どものスペースには1軍のオモチャだけ置く
よく使うおもちゃはサッと片づけられる場所に収納
押し入れのふすまを取り払い、上段に学用品やオモチャを置いて子どもスペースとして活用。
「毎日のように出して遊ぶオモチャだけをここに収納します。子どもでも出し入れしやすい位置なので、出しっぱなしになりません」
出番の少ない2軍のオモチャは子どもの手が届かない天袋に。
「捨てないでここに置くというと、子どもも納得します」
●手元に残す書類以外は写真に撮って保存
子どもの習い事のスケジュールなど確認する頻度の高い書類は、現物を手元に保存。
「毎日は見ないけど見返しそうな書類は、スマホで写真を撮るか、スキャンしてネット上のストレージサービスに保存し、紙は捨てます」
●よく使う文房具はいちばん上のトレーに置く
引き出しの中を、トレーで上段と下段に仕切り、上段を1軍、下段を2軍に振り分け。
「仕切っておけば混ざることがなく、必要なものがサッと取り出せて、元の位置に戻すのも簡単です」
●よく使うバッグはすぐ取り出せる玄関脇に収納
毎日使うバッグは玄関脇の収納棚に。出かける際にサッと取り出せて便利です。
「帽子、ポケットティッシュ、マスクなど外出時に使用するものも、同じ場所に置き場をつくっています。これだけで忘れ物が減りました」
シーズンオフのものや、たまにしか使わない冠婚葬祭用のバッグなど2軍のものは、ファイルボックスに入れてクローゼットに収納。
思いのこもった捨てづらいもの。ありますよね。そういうものは、一度飾ってみましょう。毎日眺めて十分楽しめば、そのうち「もう捨ててもいい」と思えるようになります。
●子どもの作品は発表会を開いてほめる
どんな気持ちでこの作品をつくったのかや、気に入っている点などを子どもに発表してもらいます。
「本人も家族も作品を十分鑑賞したら、気持ちよく手放せます。賞状やトロフィーをもらったときも飾って、ほめてからサヨナラします」
●捨てられないカップをオブジェ風に飾る
いただきもので捨てづらいカップ&ソーサーは、フェイクグリーンをプラスしてオブジェ風に。
「飾って楽しんだあとなら、使った達成感をもって捨てられます。逆に飾るほどではないと思うのなら、そこまで思い入れがなかったと考えます」
限られた収納スペースを上手に使うためには、よく使うものとそうでないものを分けるのがコツ。驚くほど出し入れがスムーズになるのを、ぜひ体験してみてください。
<撮影/大森忠明 取材・文/ESSE編集部>
●教えてくれた人
【香村薫さん】
愛知県・41歳。夫(45歳)、長男(9歳)、二男(6歳)、長女(3歳)の5人家族。ライフオーガナイザーとして片づけのサポート業務を行う。著書に『トヨタ式おうち片づけ
』(実務教育出版刊)などがある
ライフオーガナイザー・香村薫さんがご自宅で実践している方法を教えてもらいました。
ものがすぐ取り出せる収納。使用頻度でものを1軍と2軍に分けるのがポイント
毎日のように使うものは1軍、たまにしか使わないものは2軍と、ものを使用頻度で分けてみましょう。1軍は出し入れしやすい場所に収納します。
よく使うおもちゃはサッと片づけられる場所に収納
押し入れのふすまを取り払い、上段に学用品やオモチャを置いて子どもスペースとして活用。
「毎日のように出して遊ぶオモチャだけをここに収納します。子どもでも出し入れしやすい位置なので、出しっぱなしになりません」
出番の少ない2軍のオモチャは子どもの手が届かない天袋に。
「捨てないでここに置くというと、子どもも納得します」
●手元に残す書類以外は写真に撮って保存
子どもの習い事のスケジュールなど確認する頻度の高い書類は、現物を手元に保存。
「毎日は見ないけど見返しそうな書類は、スマホで写真を撮るか、スキャンしてネット上のストレージサービスに保存し、紙は捨てます」
●よく使う文房具はいちばん上のトレーに置く
引き出しの中を、トレーで上段と下段に仕切り、上段を1軍、下段を2軍に振り分け。
「仕切っておけば混ざることがなく、必要なものがサッと取り出せて、元の位置に戻すのも簡単です」
●よく使うバッグはすぐ取り出せる玄関脇に収納
毎日使うバッグは玄関脇の収納棚に。出かける際にサッと取り出せて便利です。
「帽子、ポケットティッシュ、マスクなど外出時に使用するものも、同じ場所に置き場をつくっています。これだけで忘れ物が減りました」
シーズンオフのものや、たまにしか使わない冠婚葬祭用のバッグなど2軍のものは、ファイルボックスに入れてクローゼットに収納。
捨てづらいものは一度飾ってみると、気持ちが変わってくる
思いのこもった捨てづらいもの。ありますよね。そういうものは、一度飾ってみましょう。毎日眺めて十分楽しめば、そのうち「もう捨ててもいい」と思えるようになります。
●子どもの作品は発表会を開いてほめる
どんな気持ちでこの作品をつくったのかや、気に入っている点などを子どもに発表してもらいます。
「本人も家族も作品を十分鑑賞したら、気持ちよく手放せます。賞状やトロフィーをもらったときも飾って、ほめてからサヨナラします」
●捨てられないカップをオブジェ風に飾る
いただきもので捨てづらいカップ&ソーサーは、フェイクグリーンをプラスしてオブジェ風に。
「飾って楽しんだあとなら、使った達成感をもって捨てられます。逆に飾るほどではないと思うのなら、そこまで思い入れがなかったと考えます」
限られた収納スペースを上手に使うためには、よく使うものとそうでないものを分けるのがコツ。驚くほど出し入れがスムーズになるのを、ぜひ体験してみてください。
<撮影/大森忠明 取材・文/ESSE編集部>
●教えてくれた人
【香村薫さん】
愛知県・41歳。夫(45歳)、長男(9歳)、二男(6歳)、長女(3歳)の5人家族。ライフオーガナイザーとして片づけのサポート業務を行う。著書に『トヨタ式おうち片づけ
』(実務教育出版刊)などがある