名旅館のほっこり具だくさん汁。里山の味を家で再現レシピ
旅行ジャーナリスト小野アムスデン道子さんが世界中・日本中を巡って出合った「名店の味」をレポート。家でも簡単に再現できるレシピをご紹介します。
今回は、栃木県の風光明媚な里山にある「星野リゾート 界 川治」でご当地朝食に出た「鬼子蔵汁(きしぞう汁)」です。
具が盛りだくさんで、思わずほっとする味ですよ。
「鬼子蔵汁(きしぞう汁)」のレシピ
星野リゾートの温泉旅館「界」では地域の食材を郷土の調理法を取り入れて「ご当地朝食」を出しています。
この鬼子蔵汁は、ニンジンやゴボウなどいっぱいの野菜に加えて、豚肉やもちも入った具たくさんの鍋もの。その昔、川治に住む鬼子蔵さんが、病床の妻に食べさせたところ完治したという、地域に伝わる伝説がある料理なのだとか。
川治温泉は「傷は川治、火傷は滝」と言われる癒しの名湯でもあります。
緑の里山にあって、大きな窓の真ん前には山と渓流。開放感のある客室のつくりで、男鹿川の渓流のせせらぎを聞きながら湯に浸かれる露天風呂つき渓流和室も。
入り口には水車小屋、里山工房と名づけられたスペースで、大豆を手挽きしてきな粉をつくる石臼体験や、栃木を代表する烏山和紙を手漉き体験したりと、昔からの里山の暮らし知恵も体験できます。
こちらのご当地朝食に出た鬼子蔵汁は、おいしい里山の具材が際立ってました。
野菜を蒸してから鍋に入れて、さっと煮て仕上げるのがポイント。しょうゆベースでごろごろ入った野菜がとてもヘルシー。ボリュームもあります。
●鬼子蔵汁(きしぞう汁)
【つくり方】
(1) 食材を食べやすい大きさに切る(材料にある切り方が目安)。
(2) 鍋のスープを準備する。「界 川治」では、二番だし125ml、白だし12mlに日本酒、みりん、ゴマ油を少々加えたものを使用。
うま味をじっくり引き出した二番だしがスープのベースですが、ご家庭では配合を調整し、お好みの味に整えてください。
(3) 具材を蒸し、やわらかくする。ニンジン、小松菜、ゴボウ、もちを蒸し器に入れ、やわらかくなるまで火を入れる。
※型崩れしないよう、蒸し器で火を入れることがポイントです。蒸し器がない場合は、ゆでて火を入れても可
(4) 豚肉をゴマ油でさっと炒める。
(5) すべての具材を(2)の鍋に入れ、ひと煮立ちさせる。
<取材協力/星野リゾート 界 川治 取材・文/小野アムスデン道子>
今回は、栃木県の風光明媚な里山にある「星野リゾート 界 川治」でご当地朝食に出た「鬼子蔵汁(きしぞう汁)」です。
具が盛りだくさんで、思わずほっとする味ですよ。
「鬼子蔵汁(きしぞう汁)」のレシピ
野菜に豚肉、もち…具だくさんの「鬼子蔵汁」のレシピ
星野リゾートの温泉旅館「界」では地域の食材を郷土の調理法を取り入れて「ご当地朝食」を出しています。
この鬼子蔵汁は、ニンジンやゴボウなどいっぱいの野菜に加えて、豚肉やもちも入った具たくさんの鍋もの。その昔、川治に住む鬼子蔵さんが、病床の妻に食べさせたところ完治したという、地域に伝わる伝説がある料理なのだとか。
川治温泉は「傷は川治、火傷は滝」と言われる癒しの名湯でもあります。
緑の里山にあって、大きな窓の真ん前には山と渓流。開放感のある客室のつくりで、男鹿川の渓流のせせらぎを聞きながら湯に浸かれる露天風呂つき渓流和室も。
入り口には水車小屋、里山工房と名づけられたスペースで、大豆を手挽きしてきな粉をつくる石臼体験や、栃木を代表する烏山和紙を手漉き体験したりと、昔からの里山の暮らし知恵も体験できます。
こちらのご当地朝食に出た鬼子蔵汁は、おいしい里山の具材が際立ってました。
野菜を蒸してから鍋に入れて、さっと煮て仕上げるのがポイント。しょうゆベースでごろごろ入った野菜がとてもヘルシー。ボリュームもあります。
●鬼子蔵汁(きしぞう汁)
【材料(1人分)】
・人参(皮をむいて一口大に切る) 2切れ
・小松菜(3cmに切る) 15g
・ゴボウ(ささがき) 10g
・サトイモ(皮をむき一口大に切る) 30g
・白マイタケ(縦に切る) 18g(6g大×3切れ)
・もち(1/4に切る) 2切れ
・カブ(皮をむき1/6に切って、面取りをする) 2切れ
・豚肉(一口大に切る) 3切れ
※「界 川治」では里山ならではの食材を用いています。ご家庭では野菜など具材は手に入るものでも。
・人参(皮をむいて一口大に切る) 2切れ
・小松菜(3cmに切る) 15g
・ゴボウ(ささがき) 10g
・サトイモ(皮をむき一口大に切る) 30g
・白マイタケ(縦に切る) 18g(6g大×3切れ)
・もち(1/4に切る) 2切れ
・カブ(皮をむき1/6に切って、面取りをする) 2切れ
・豚肉(一口大に切る) 3切れ
※「界 川治」では里山ならではの食材を用いています。ご家庭では野菜など具材は手に入るものでも。
【つくり方】
(1) 食材を食べやすい大きさに切る(材料にある切り方が目安)。
(2) 鍋のスープを準備する。「界 川治」では、二番だし125ml、白だし12mlに日本酒、みりん、ゴマ油を少々加えたものを使用。
うま味をじっくり引き出した二番だしがスープのベースですが、ご家庭では配合を調整し、お好みの味に整えてください。
(3) 具材を蒸し、やわらかくする。ニンジン、小松菜、ゴボウ、もちを蒸し器に入れ、やわらかくなるまで火を入れる。
※型崩れしないよう、蒸し器で火を入れることがポイントです。蒸し器がない場合は、ゆでて火を入れても可
(4) 豚肉をゴマ油でさっと炒める。
(5) すべての具材を(2)の鍋に入れ、ひと煮立ちさせる。
<取材協力/星野リゾート 界 川治 取材・文/小野アムスデン道子>