ワールドカップが開催されるドイツは今、注目の国ですよね。日本からも多くの人が試合を観戦しに海を渡るはず。ウインナーをつまみにビールを飲みながらサッカー観戦なんて、優雅じゃないですか。ただ、みなさんにひとつ忠告したいことがあります。・・・うんこに気をつけてください。

 2月21日の夜、事件は起きました。ドイツのバイエルン地方の村が、うんこ浸しになっちゃったんです。原因は豚のうんこを貯蓄していたタンクの謎の大爆発。こういう時、不運は重なるものです。ひとつは、豚のうんこは肥料用に貯められていたため、すでに液体化していたということ。さらにこのタンク、小高い丘にあった。このため、うんこはものすごい勢いで町へと流れて、あっという間に町はうんこ浸しになってしまったんです。その量は推定27万リットル、被害総額は日本円でおよそ1億4千万、とまぁいろんな意味で笑えない事件なんです。

 警察と住民は、通常こんな使い方はしない除雪車を急遽使って徹夜で作業にあたったという、なんとも気の毒なお話です。バイエルンと言えば、日本人がよく訪れる観光地としても有名。今回の事件がワールドカップ開催中の出来事であれば、うんこまみれになった日本人が出ていたかも・・・?

 また、うんこに泣いた国はドイツだけではありません。フランス南東部にある村では、大量のうんこが空から降ってきたというのです。警察の調べでも、今のところその原因はつかめていないのだそう。ただ、空から落とされるうんこには重力が加わり、落下時にかなりの衝撃を伴います。万が一、人に命中したとしたら・・・恐ろしい事態にもなりかねないのです。

 このようにうんこがらみのニュースは、世界各国で報道されています。真剣に報道されていても、なぜか笑いが止まらないうんこニュース。被害にあった当事者たちはシャレになりませんよね。そしてまた「うんこ」という言葉をこんなに連発してしまった私もシャレになりません。(平田桃子/verb)