行政院のKolas Yotaka(グラス・ユタカ)報道官

写真拡大 (全2枚)

(台北中央社)行政院(内閣)は13日午後、臨時閣議を開き、内閣総辞職の手続きを終えた。行政院のKolas Yotaka(グラス・ユタカ)報道官が記者会見で発表した。総統選、立法委員(国会議員)選後の内閣総辞職は憲政の慣例に基づくもの。蘇貞昌行政院長(首相)は蔡英文総統からの慰留を受け、行政院長を続投する。

Kolas報道官によれば、蘇氏は同日正午、蔡総統に口頭で辞意を表明した。蔡総統は蘇内閣の過去一年の政績を高く評価し、続投を希望する意向を蘇氏に伝えた。臨時閣議で蘇氏は全閣僚に対し、引き続き共に努力していきたいとの考えを示したという。

総統、立法委員選は11日実施され、蔡総統が過去最高得票の817万超で再選した。立法院(国会)は定数113議席中、民進党が単独過半数の61議席を獲得した。

(葉素萍、顧セン/編集:名切千絵)