サッカー史に残るスーパースターとなったC・ロナウドだが、いまだ幼少期の恩は忘れていないようだ。 (C) Getty Images

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 約20年前、サッカーの世界で名をあげようと夢を見る少年だったクリスチアーノ・ロナウドは、歴史に名を残すほどとなった今でも当時の恩人を忘れていない。

 イタリア紙『Gazzetta dello Sport』によると、C・ロナウドは、英メディア『ITV』のピアーズ・モーガンが行なったインタビューで、かつて、自身にあまりもののハンバーガーを分け与えてくれたマクドナルド従業員を探していると明かした。

 C・ロナウドは、「当時は12歳で、お金がなかった。ポルトガルのあちこちから(リスボンに)来ていた同い年の選手たちと暮らしていたんだけど、家族がそばにいないのは大変だったよ。近くのマクドナルドにあまりもののハンバーガーをもらいにいっていたことを覚えている」と振り返っている。

「エドナという女性と、ほかに2人の女性(従業員)がいて、いつも僕たちにいくつかハンバーガーをくれていたんだ。この話をすることで、彼女を見つける助けになるといいな。トリノかリスボンに招き、ウチで一緒にディナーしたい。何かお返しをしたいんだ。あの時のことを忘れることはない」

 現在、その店はなくなっているとのことで、C・ロナウドはポルトガルでもエドナさんのエピソードを話していたそうだ。ただ、今回のインタビューで、C・ロナウドの願いは近くかなうことになるかもしれない。モーガン氏がその後、ツイッターで「エドナを見つけられたかも」とつぶやいているからだ。

 いずれにしても、今やだれもがうらやむほどの富も名声も手にしたC・ロナウドが、かつての恩を決して忘れないという姿勢には感服するばかりだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部