テニス基礎講座〜プロツアーの仕組み デビスカップとフェドカップ
デビスカップ
1900年から毎年行われている、男子テニスの国別対抗戦です。略して「デ杯」とも呼ばれています。
「ワールドグループ」の16カ国を最上段として、その下に「アメリカゾーン」、「ヨーロッパ／アフリカゾーン」、「アジア／オセアニアゾーン」と世界各地の地域ごとに、「グループ１」から「グループ5」までの5つの階層で構成されてクラス分けされています。2月に予選ラウンド、11月に決勝ラウンドが開催されます。
予選ラウンドは合計24カ国が参加し、勝利した12カ国が決勝ラウンドに進みます。
前年度大会決勝ラウンドのベスト4とワースト２の国を除いた、12カ国がシード国として予選ラウンドに出場します。シード国は、アメリカゾーンの上位3カ国、アジア／オセアニアゾーンの上位3カ国、そしてヨーロッパゾーンの上位6カ国の合計12カ国の非シード国と対戦し、勝利した12カ国が次の決勝大会にコマを進めます。
決勝大会はワールドグループと呼ばれ、前回大会のベスト4とワイルドカード2カ国、そして予選を勝ち上がった12カ国の計18カ国が出場します。出場国は3チームによる6グループにわかれ、ラウンドロビンを行います。2勝したチームがグループの1位となり、各グループの1位と、2位のうち成績の良い上位2国の計8国が決勝に進出し、準々決勝、準決勝、決勝と進む決勝トーナメントが行われます。
準決勝まで進んだベスト4の各国は、翌年の決勝大会出場が内定となります。一方ラウンドロビンで成績の悪い2カ国はグループ１に降格となり、予選大会から戦うことになります。
デビスカップはATPツアーの試合ではありませんが、ワールドグループの試合では勝者にATPポイントが付与されます。
1、シングルス初日は5ポイント, 最終日は10ポイント
2、1stラウンドのみ, ライブラバーに出場して負けた選手は10ポイント
3、チームボーナスはライブマッチで年間7勝したシングルスプレイヤーに与えられる
4、パフォーマンスボーナスは、ライブマッチで年間8勝したシングルスプレイヤーに与えられる※この場合チームボーナスは無くなる
5 、チームボーナスは年間4勝した同じペアのダブルスチームに与えられる
フェドカップ
ITFの設立50周年を記念して、1963年から開催されている女子テニスの国別対抗戦。男子のデビスカップに相当します。
最上段の「ワールドグループ」に属する16カ国の下に、デビスカップ同様、世界を3つの地域に分けたゾーングループ（アジア・オセアニア、欧州・アフリカ、アメリカ）があり、これら3つのゾーンは、それぞれレベルに応じて、欧州・アフリカが�機�1部）、�供�2部）、�掘�3部）、ほかアジア・オセアニアとアメリカのゾーンは、2地域の�機�1部）、�供�2部）のグループに分けられています。
2005年以降は、ワールドグループを�機↓兇�2部制とし、16カ国をそれぞれ2つに分け、8カ国ずつで戦われています。
試合は原則として3タイブレークセットマッチで行われます。
