DJ社長″パワハラ捏造炎上プロモーション″に批判相次ぐ 「頭いいことやったつもりだけどズレてた」人気YouTuberも苦言
YouTuberグループ「レペゼン地球」のDJ社長のセクハラ・パワハラ騒動が"炎上プロモーション"だと判明し、各所から批判が相次いでいる。
騒動は7月17日、DJ社長の事務所に所属するタレント・ジャスミンゆまさんがツイッターでDJ社長からセクハラ・パワハラを受けていると告発したことが発端。DJ社長は20日、炎上プロモーションだと明かし、レペゼン地球の活動再開とロックバンド「マキシマムザホルモン」とのコラボ曲「パワハラザホルモン」を発表した。
一部ファンからは称賛の声があがっているが、ネット上では、セクハラやパワハラを炎上に使ったことについて批判が殺到。21日、レペゼン地球、ジャスミンゆまさん、マキシマムザホルモンはツイッターで謝罪。現在、コラボ曲のMVは削除されている。
同じYouTuber界隈では、シバターさんが21日投稿の動画で騒動に言及。一連の炎上はレペゼン地球が今年9月に埼玉県のメットライフドームで行う「ドームライブへの集客」のためだと推測した。
「動画消したのはダサい」「嫌われたくないなら嫌われるような動画は作らない方がいい」
その上で、いわゆる"炎上商法"のあり方について語った。炎上して注目を集めるのは「最初だけでいい」と説明。多くの人にとりあえず自分を知ってもらう"売名期"なら効果的だが、「成熟しきったコンテンツにおいて炎上、しかも嫌な炎上の仕方っていうのはマイナスでしかない」と話す。
「レペゼン地球のDJ社長は頭いいことをやったつもりなんだけど、もうちょっと炎上商法に対する考え方とか、自分がどういったファンを持っていてどういう風に行動すべきかがちょっとズレてたかなって感じ。残念。もうちょっと勉強しなおして来ようね」
レペゼン地球は現在登録者数は184万。YouTubeチャンネルが一つのビジネスとしてすでに成立しており、もうリスク管理をしなければいけない頃合いだろう。
また、MVを消したことについては「動画消したのはダサいよね。俺だったら消さない」といい、
「嫌われたくないんだったら嫌われるような動画は作らない方がいいよ」
と忠告した。
「そんなデリケートな問題を軽々しくネタにするのは正直クソ」
同じく物申す系YouTuberのPDRさんも21日投稿の動画で同騒動を批判。日本にはパワハラやセクハラを受けているが人が大勢いるにも関わらず「そんなデリケートな問題を軽々しくネタにするのは正直クソだと思います」といい、
「ジャスミンの(告発)ツイートを見て勇気をもらった人たち、応援リプを送ったセクハラ経験者のみなさんの顔にペッてツバを吐きかけているようなもんですね」
と話した。
テレビ朝日は22日に放送予定だったDJ社長出演予定の番組「しくじり先生 俺みたいになるな!!」の放送を見送ると発表。同騒動を受けての放送中止とみられる。フィフィさんはツイッターで、
「これこそまさにタイトル通り『しくじり先生 俺みたいになるな!!』なんだろうけど、例えば炎上マーケで登録者を稼ぐネットと違ってテレビはスポンサーが、それを嫌うから同じ様にはいかない」
とコメントした。