万博開催へ大阪メトロが開発する夢洲駅タワービルのイメージ

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 大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)は2025年大阪・関西万博に向けて、地下鉄の自動運転化を検討する。24年度に地下鉄・中央線の阿波座駅と、万博会場の人工島・夢洲(ゆめしま)に建設する新駅間で自動運転の実証実験を計画。最先端技術を駆使し、新しい交通サービスの提供を目指す。万博が大阪に決定する前に策定した中期経営計画を改定し、25年度を最終年度とする新中計に盛り込んだ。

 新中計では25年度内に地下鉄の全133駅へのホーム柵設置やバリアフリー化も進める。

 次世代の駅改札モデルとして、顔認証によるチケットレスやキャッシュレス化も目指す。8年間の累計投資額は4800億円を計画する。

 同社の河井英明社長は「25年万博を機に社会インフラが大きく進化する。当社も民営化を成功させるため進化していく」とした。