“ハリウッド ブラックリスト”に選出!『ボストン ストロング』爆弾テロ事件の被害者が脚本作りに協力
ボストンマラソン爆弾テロ事件で“ボストンのヒーロー”と呼ばれた男の真実の物語を描いた、ジェイク・ギレンホール主演・プロデュース作が『ボストン ストロング〜ダメな僕だから英雄になれた〜』の邦題で5月11日(金)より公開される。
2013年に起こったボストンマラソン爆弾テロ事件の被害にあった、ジェフ・ボーマンの実話を映画化した本作。主演は『ノクターナル・アニマルズ』『ナイトクローラー』など話題作が続くジェイク・ギレンホール。
耐えられない傷とプレッシャーを背負いながら、恋人や家族などの愛する人々に支えられ、困難を乗り越え、再び立ち上がる“フツウの男”の感動の実話。ジェイク・ギレンホールが惚れ込み、主演に加え初のプロデュースにも加わった本作の脚本は、“ハリウッド ブラックリスト”でNo.2に選ばれた。
“ハリウッド ザ・ブラックリスト”とは、映画関係者が選ぶ映像化されていない優秀な脚本のランキングのことで、業界内での信頼が厚く、そのリストの中から映画化された作品の中には『スラムドッグ$ミリオネア』『英国王のスピーチ』『アルゴ』『スポットライト 世紀のスクープ』などアカデミー賞作品賞を受賞した作品がずらりと並ぶ。
近年でも『セッション』『イミテーションゲーム エニグマと天才数学者の秘密』『レヴェナント 蘇えりし者』『メッセージ』など、アカデミー賞を賑わし映画ファンからの評判が高い傑作や話題作が数多く生まれている。
そんな “ブラックリスト”で2015年にNo.2に選ばれたのが、2013年のボストンマラソン爆弾テロ事件の被害者ジェフ・ボーマンを描いた『ボストン ストロング』だ。脚本を書いたテレビドラマで俳優としても活躍しているジョン・ポローノは、ジェフと同じニューイングランド出身で、ボストン魂の気骨と皮肉がわかる彼は、脚本に原作以上ににじみ出る家族の力、男らしさ、忠誠心といった特徴づけを徹底し、数ヶ月の時間をかけて、テロ映画としてではなく、自分の人生を取り戻すために戦ったひとりの男のドラマとして皮肉とユーモアを込めた脚本を書き上げた。
だが、この脚本はジェフ本人の協力なくして完成しなかった。脚本執筆中のジェフは回復途中で「ジェフはその頃、立ち直る真っ最中だったからね。今では大きな回復を見せているが、それでもPTSDに苦しんでいる。当時は深い苦しみの中で脚本づくりに協力してくれていたんだ」とポローノは語っている。そんなジェフの献身的な協力があり、脚本にはうわべだけではない、ジェフの悲劇、トラウマ、困難がリアルに描かれた脚本が完成した。
映画『ボストン ストロング〜ダメな僕だから英雄になれた〜』は5月11日(金)より公開
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