永野芽郁 撮影/吉岡竜紀

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「自分の自慢できるところは、何でも楽しめるところです。特にお芝居をしているときが、いちばん楽しいですね。あと周りにはよく“明るいね”とか“すぐに人と仲よくなれるよね”って言われます!」

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 小学3年生のころにスカウトされて芸能界デビュー。新垣結衣や西内まりやなどを輩出した雑誌『ニコラ』を経て、現在は『セブンティーン』のモデルを務めている永野芽郁(めい)。同世代の女の子たちから絶大な支持を集めている彼女だが、ドラマ『僕たちがやりました』ではヒロイン役を熱演中。明るくて芯の強いキャラクターは、本人にも通じる部分も多いようだ。

「お仕事でたくさんの失敗をしてきたのですが、以前はちょっとしたミスでも傷ついていたんです。でも毎回傷ついていたら自分がもたないなってようやく気づいて(笑)。だから失敗を悔やむよりも気持ちを切り替えて、次は頑張ろうっていう考え方に変わったんです」

 映画『ひるなかの流星』や『帝一の國』など出演作品が次々とヒット。ニコニコと答える姿からも現在の充実ぶりが伝わってくるが、仕事が楽しめるようになったのは最近だとか。

「映画『俺物語』(’15年公開)のころまでは、まだ楽しむことより緊張のほうが上回っていたかも。昨年、ドラマ『こえ恋』で主演をやらせてもらったことで、撮影現場に行く日が増えて。そこでスタッフや共演者の方からいろんな意見を聞けたことで前向きに考えられるようになった気がします」

 そんなポジティブ思考が功を奏したのか、来春スタートのNHK朝ドラ『半分、青い。』のヒロインに決定。応募者2366人という激戦のオーディションを見事、勝ち抜いた。

「発表から1か月以上たったのに、まだ実感がないんですよね。“朝ドラか〜”ってなんだか他人事のよう(笑)。決まったことで、たくさんの方から連絡をいただけたのが本当にうれしくて。先輩の役者さんにはなかなか私から連絡できないので、連絡をいただいたのをいいことに、いろいろやりとりさせてもらいました(笑)」

 事務所の先輩でもある窪田正孝からは、こんなうれしいサプライズがあったとか。

「ヒロイン発表の直後にも“朝ドラおめでとう”って連絡をいただいたのですが、その後『僕やり』の撮影現場に行ったら、私が欲しいと言っていたバイク用ヘルメットをプレゼントしてくれたんです! バイクの免許はまだ持っていないので、今は窪田さんからいただいたヘルメットをかぶって乗った気分だけ味わっているところです(笑)」

 実年齢では11歳差があるけど、共演者から見た窪田正孝はどんな人?

「窪田さんはカメラが回っているときは、フラッと高校に現れるんじゃないかなってリアリティーがあるんですよね。あんなカッコいい同級生は、私の学校にいないですけど(笑)。でもカメラが回っていないところでは、周りのことをよく見て現場をまとめてくれる方で。そういうあたりは大人で素敵だなって思います」

 ドラマの撮影で忙しい日々を送っているが、プライベートも充実している様子。

「最近始めたサーフィンがすごく楽しくて。今年の夏はサーフィンにたくさん行きたいですね。日焼け? もうすでにしちゃったので、お仕事に影響ない程度ならいいかなって(笑)」

 現役女子高生でもある彼女は、ドラマの現場でこんな夏の思い出を画策中!

「出演者&スタッフのみなさんでバーベキューをやりたいんです! 撮影のスケジュール的に厳しいかもしれませんが、スタッフさん、夏の思い出に計画よろしくお願いします(笑)」

 最後にドラマのタイトルにちなみ、最近“やっちゃった”ことを聞くと……。

「昨日はお仕事のあとホテルに泊まったのですが、メイク落としや化粧水など何も持たずに行ってしまったんです。しかたなくハンドソープで顔を洗ったら顔がすごいカピカピになっちゃって(笑)。今日メイクさんにそのことを話して謝ったら、笑われちゃいました!」