先日モイゼルヴィッツにて行われたテストマッチでは、昨季に主将を務めたドミニク・カイザーが出場していたにも関わらず、同選手の代わりに主将を務める役割をになったヴィリ・オルバンがキャプテンマークをつけてプレーした。果たして、これはどんな意味なのだろうか?

まだ少なくともこれは、決定事項とまではいかないようだ。それはラルフ・ハーゼンヒュットル監督自身が明らかにしたもので、試合前にオルバンにキャプテンを任せる決断を下した理由は、オルバン自身がその役割を譲りたくはないという姿勢を見せたからだという。最終的な決断はDFBポカール1回戦直前となりそうだが、しかしカイザーが厳しい立場にあることは確かだろう。

ハーゼンヒュットル監督は「主力選手がキャプテンを務めることに意味がある」とコメント。その点で見ればカイザーは25試合に出場したとはいえ、そのうち18試合は途中からの出場。

一方のオルバンの方は、守備の要として出場した28試合全てで先発出場しており、3得点1アシスト、kicker採点平均2.98と好成績をマークした。