5月3日は横浜vs東海大相模など好試合が満載!
3日からゴールデンウイークも本格化する。高校野球では、各地で大会の終盤戦を迎え、また公式戦をすでに終えている地域は、練習試合・招待試合などを行い、日々、夏へ向けて、実力を身に付ける時期に入っている。今回は3日の注目カードをいくつか紹介していきたい。
横浜vs東海大相模(保土ヶ谷球場 13:00) 神奈川を代表する伝統の一戦といえば、横浜vs東海大相模。この対決が決勝戦で実現する。すでに関東大会出場を決めている両校とはいえ、やはり優勝をかけて激しい戦いが行われそうだ。
横浜は、プロ注目の増田 珠を含めた各野手陣の成長が著しい。打撃は全体的に対応力が広がり、守備ではカバーリングなどを含めた細かな部分でも成長が見られる。準決勝では星槎国際湘南の本田 仁海を攻略して、コールド勝ちで勝ち上がった打撃力は見ものである。
一方、東海大相模は秋4回戦で敗れた悔しさをばねに這い上がってきた。試合運びを見ても1つのアウトをなんとしてでも取ってやる執念が伝わってくる。打線では1番を打つ小松 勇輝が起点となっている。準決勝で本塁打を打った森下翔太は強肩強打の大型外野手。守備範囲も非常に広く、このままいけば、豊田 寛(現・国際武道大)クラスの選手に成長する可能性を秘めたプレーヤーだ。
夏前の前哨戦といえる両校の対決に注目だ。
関東地区では、群馬、千葉、栃木で準決勝が行われ、関東大会出場チームが決まる。群馬では健大高崎、前橋育英、千葉は専大松戸、木更津総合、栃木は作新学院、佐野日大といった県内を代表する強豪校が勝ち進んでおり、ハイレベルな戦いが期待できそうだ。また関東大会開催地の茨城も準々決勝が行われ、準々決勝を勝ち抜いた4チームが自動的に関東大会出場が決まり、茨城県の模様も見逃せないだろう。
東海地区では、すでに東海大会出場を決めている至学館、東邦が決勝で激突。この試合もハイレベルなゲームが期待できそうだ。
大阪では、選抜優勝の大阪桐蔭が関大北陽と対戦。昨夏は関大北陽に敗れて甲子園を逃し、昨秋は再び激突して、コールドで勝ち上がったとはいえ、簡単には、いかない相手であることは間違いない。
注目なのが、岡山県。創志学園vs玉野光南と昨夏の決勝戦カードが、春の決勝戦で実現する。昨年は9回表、二死から判定訂正で創志学園が逆転優勝をしており、因縁の戦いといえる。勝ったほうが中国大会進出となるこの対決はどちらが制するのか?
また四国大会は、明日から開幕。選抜出場の明徳義塾、大型選手を揃えた鳴門渦潮といった強豪も登場。
ゴールデンウイークは各地で好カードばかり。ぜひゴールデンウイークは高校野球で満喫していただきたい。
(文・河嶋 宗一)
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