東海大市原望洋vs大多喜
昨日より開幕した春季千葉県大会。東金に勝利して2回戦に進出した大多喜とシード校東海大市原望洋の一戦が千葉県野球場にて行われた。
大多喜先発は背番号1の古宮 大輔。東海大市原望洋の先発は背番号11の左腕・鎌形 大智で試合は始まった。
1回表、大多喜は2番・島田 幸太朗の内野安打で出塁するも3番が併殺打に倒れ、3人でこの回を終える。
対する東海大市原望洋の1回裏の攻撃。1番・塚本 翼が安打で出塁し一死二塁とすると打席には3番・宍倉 貫太。宍倉の思い切り振り抜いた打球はレフトスタンドに飛び込む本塁打となり2点を先制した。東海大市原望洋は2回にも2番・塚越 大貴の適時二塁打などで2点を追加し、序盤から試合を優位に進める。
東海大市原望洋の先発・鎌形はテンポの良い投球で相手を引き寄せない。東海大市原望洋の内野陣は鍛えあげられた守備で鎌形を盛り立てた。
4回裏、東海大市原望洋打線が大多喜に襲いかかる。この回打者11人、5本の適時打などで6点を奪い6得点。大多喜は先発・古宮から一塁を守っていた久我 海斗にスイッチするも東海大市原望洋打線を止めることはできなかった。
10対0と一気に引き離されてしまった大多喜。なんとか1点を返したい大多喜だが、5回裏も鎌形に抑え込まれ試合終了。10対0の5回コールドで東海大市原望洋が大勝した。
敗れた大多喜。大きな点差を許しながらも笑顔で内野陣がマウンドに集まる姿は印象的だった。春季大会で一度勝利した経験、そして今回敗れた悔しさを胸に夏はさらに輝いてくれることに期待したい。
勝利した東海大市原望洋の先発・鎌形が許した安打は初回の内野安打のみ。5回を打者15人で抑える好投をみせた。東海大市原望洋にはエースの金久保 優斗の存在が大きいが、左腕の鎌形の活躍で投手陣の厚さを見せつけた。絶対的エースの存在とそれを支える投手陣。今後の東海大市原望洋の活躍が楽しみだ。
強豪校の強さを見せつけた東海大市原望洋。3回戦で成田と29日に千葉県野球場にて対戦する。
（取材・写真＝編集部）
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