本田圭佑所属のミランでスランプにあえぐカルロス・バッカだが、中国からの“爆買い”オファーになびいて苦境を抜け出すことは考えていないようだ。

元イタリア代表のファビオ・カンナヴァーロ監督が率いる天津権健への移籍が騒がれたバッカ。だが、コロンビア代表ストライカーは23日、イタリア『プレミアム・スポーツ』で次のように中国行きを否定した。


「莫大なチャイナマネーにどうしてノーが言えるのか? 地に足をつけて、冷静に耐えるのさ。人生においてカネはすべてじゃない。まず神様がいて、次に家族がいる。それらが何よりも大事なんだ。僕はここに残ることで満足だし、これからの試合で全力を尽くしたい」

今季のセリエAで8得点を挙げているバッカだが、そのうち6得点は第7節までに決めたもの。以降の18試合では、14試合出場2得点にとどまっている。現在は1月16日の第20節トリノ戦を最後に、6試合ノーゴールという状況だ。

「次のゴールはサポーターにささげる? そうなるといいね。そのために仕事をしている。サポーターはいつも僕により多くを期待するもので、僕はこのユニフォームに全力を尽くすために仕事をしている。このユニフォームで欧州の舞台に進みたいんだ。大きな感動に違いないからね」