アルゼンチンサッカー界のレジェンドであるディエゴ・マラドーナが、再びインテルFWマウロ・イカルディに牙を剥いた。怒りの矛先は、アルゼンチン代表のエドガルド・バウサ監督にも向けられている。イタリアメディアやアルゼンチン『フォックス・スポーツ』などが伝えた。

今季も15ゴールと得点王のタイトルを争うなど、近年のセリエAでゴールを量産しているイカルディ。だが、リオネル・メッシやゴンサロ・イグアイン、セルヒオ・アグエロらを擁するアルゼンチン代表の攻撃陣には招集すらされない日々が続いている。

常に議論となる「イカルディ招集是非」だが、今月になって進展があった。バウサ監督がイカルディへの扉を開け、イタリアまで出向いてイカルディと話したからだ。もうすぐ24歳という若さながら、インテルでキャプテンを務めるイカルディの代表復帰が実現するかが注目されている。

しかし、マラドーナはそのイカルディを以前から非難してきた。元チームメートで同胞のマキシ・ロペスの妻だったワンダ・ナラを寝取ったイカルディを「裏切り者」と呼んでいる。そんなマラドーナにとって、イカルディの代表復帰はあり得ない話のようだ。

マラドーナは、イカルディと、イカルディに会いに行ったバウサ監督への怒りを表している。


「バウサには、メッシにイカルディの家でメシを食いたいか聞くつもりがあるだろうか。逆に、メッシやアグエロなど、代表選手たちの家でメシを食いたいかをイカルディに聞くつもりがあるだろうか」


「私はイカルディを許さない。なにをしようが勝手だが、私にとっては存在しない人物だ。バウサとは話さない。今後も話すことはないと思う」