岡崎慎司所属のレスター・シティが低迷するのを、彼はどんな想いで見ているのだろうか。かつての仲間たちが降格の危機に瀕している一方で、チェルシーMFエンゴロ・カンテはプレミアリーグ初の快挙に迫っている。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じた。

昨季のプレミアリーグで「奇跡の優勝」を成し遂げたレスター。だが、ブレイクしたカンテが夏にチェルシーへと移籍し、主軸の一人を失ったチームは、降格圏に勝ち点1差の16位と危機にある。クラブが続投を強調したが、クラウディオ・ラニエリ監督の解任も騒がれているほどだ。

一方で、カンテが新たに加わったチェルシーは、アントニオ・コンテ監督の就任1年目ながら絶好調。残り14試合で2位トッテナムに勝ち点9差と首位を快走しており、2年ぶりの王座奪還に近づいている。このままいけば、カンテは2年連続でリーグ優勝だ。

『ガゼッタ』によると、異なるクラブで2年連続優勝というのは、プレミアリーグになってカンテが初という。実際には、チェルシーとレスターで過去2年のリーグを制したマーク・シュワルツァーもいるのだが、彼の立場は控え守護神。レギュラーとして、主役として、異なるクラブでの2年連続優勝はカンテが初めてとのことだ。

同メディアによれば、カンテは年間最優秀選手の候補にも挙がっているという。同賞は昨季リヤド・マフレズ、一昨季はエデン・アザールが受賞している。カンテが受賞するかどうかはまだ不明だが、チェルシーやレスターに関係する選手が近年のプレミアの主役ということは確かなようだ。