兼松株式会社は2月3日、小型ロケットの打ち上げを行う米ベクタースペースシステムズ(以下、ベクター)へ投資し、業務提携することについて合意したと発表しました。
 
ベクターの小型ロケットは10kg〜100kgの小型衛星の打ち上げに特化していることが特徴。これにより、よりリーズナブル、かつ柔軟性のある打ち上げが可能です。同社はNASAからも受注を獲得しており、2018年からの小型衛星専用ロケットの打ち上げサービスを目指しています。
 
現在ベクター社は全長13mの「Vector-R」と、16mの「Vector-H」を開発しています。Vector-Rのペイロードは最大50kgで、年間100機の打ち上げを目標に。一方Vector-Rは最大105kgのペイロードの低軌道への投入、または小規模な深宇宙探査にも利用可能だとしています。それぞれのサービス開始予定時期は2018年と2019年で、打ち上げ場はアラスカ州のコディアックかケープ・カナベラルからとなります。
 
Image Credit: ベクタースペースシステムズ
■兼松、小型ロケット分野への進出〜ベクタースペースシステムズとの業務提携〜
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