岡崎慎司が所属するレスター・シティに内紛だ。レオナルド・ウジョアが30日、クラウディオ・ラニエリ監督に「裏切られた」と怒りをあらわし、クラブに失望しているとツイッターで明かした。

2014年にレスターに加入したウジョアは、チームが奇跡の優勝を果たした昨季、岡崎とポジション争いを繰り広げたことで日本でも知られる。

だが、アーメド・ムサやイスラム・スリマニが加入した今季、ウジョアはプレミアリーグで16試合に出場しているものの、先発がわずか1試合。出番に恵まれず、1月になって移籍を志願した。

ウジョアは28日、「レスターのすべてのファンに感謝。素晴らしい2年間だった。でも、自分はもう一度サッカー選手なんだと感じる必要がある」と、出場機会を求めて移籍を模索していることへの理解を求めた。


そして30日、ウジョアは「レスターのすべてのファンに敬意を払いつつ。僕はラニエリに裏切られたと感じており、クラブに失望させられた。もう彼らのためにプレーすることはない」と指揮官やクラブを強く非難した。


レスターはサンダーランドからのオファーを断ったとされ、ラニエリ監督はウジョアの残留を口にしている。ウジョアはイギリス『スカイ・スポーツ』のインタビューで次のように怒りを表した。

「現状を少し悲しく思う。素晴らしい2年間だったが、試合に出られず、チームの構想に含まれていない現状を考えれば、退団して別の場所で幸せになるのが前進するための最善の道と感じる」

「この3カ月、そしてここ2週間も、監督からは400〜500万ポンド(約5億7000万〜7億1000万円)のオファーがあれば移籍を手伝うと言われていた。でも今、それくらいの金額か、それ以上の金額のオファーがあっても考慮してもらえなかったというのが僕の理解だ」

「ラニエリはずっとそう言っていたのに、今日になって残ってほしいと言ってきた」

「本当に状況が理解できない。どうしてほかのところで僕にサッカーをさせてくれないのか。このままクラブに残れば、僕のキャリアや将来に大きな影響を及ぼす。僕を別のクラブに売り、僕が別のところでサッカーを続けられることが、双方にとって最善なんだ」

レスターは31日、プレミアリーグ第23節でバーンリーと対戦するが、ウジョアはメンバー入りしないことが発表された。ラニエリ監督はコンディションの問題でフィットしていないためとしている。