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ビデオのジャケットを伏せてレンタルするTSUTAYAの企画『NOTジャケ借』がTwitterで注目を集めている。


『NOTジャケ借』では、ビデオのジャケットを隠すことで、レンタルする際の判断材料となるビジュアルや作品名はもちろん、作品のあらすじ、監督、俳優などの情報を一切排除。代わりに記された「とにかくパパが強くて 全員ボコボコにします。」、「人間の腐った部分を詰め込んだらこうなる。」、「ジジイがロックでカッコイイ」、「本当の勇気の物語」といったごく短いレビューのみで作品を選ぶことになる。パッケージのジャケットに心を惹きつけられ、衝動的にレンタルする「ジャケ借り」とは真逆の選び方で、何を選んだのかわからないというスリルを味わうことができる企画となっている。


Twitterでは、「これは借りたくなる」「気になりますね」といった好意的な意見が多数。作品レビューからタイトルを推測するなどして盛り上がりを見せている。


『NOTジャケ借』についてTSUTAYAに話を聞いたところ、10月から都内の1店舗のみで実施している企画で、作品は旧作映画から約60本をラインナップ。今回の反響を受けて、「今日にも実施店舗の拡大などについて検討に入る」という。作品情報を隠すという手法は、昨年に「文庫本X」が話題となったが、「『文庫本X』には刺激を受けたが、以前からタイトルを伏せて販売する書店はあった。埋もれがちな旧作を借りてもらうための企画として実施している」とのことだった。また、『NOTジャケ借』の作品は、レジに持って行くと作品名を教えてくれるため、過去に借りた作品を再度借りてしまうという心配はいらないそうだ。