川崎サポーターへの処罰が決定 大宮選手バス妨害で5試合入場禁止

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 大宮アルディージャと川崎フロンターレは24日、両クラブ対戦時に発生したサポーターのトラブルへの処罰を発表した。

 17日に行われた2016明治安田生命J1リーグ・セカンドステージ第12節の大宮と川崎の一戦では、試合終了後にトラブルが発生した。両クラブは公式HP上で「試合終了後、大宮アルディージャ選手バス出庫の際に、川崎フロンターレサポーター10数名がブーイングや拡声器によるサイレン音、また罵声を発し、その内のサポーター1名がバスの前に飛び出し、バスの進路を妨害しました。また、バスの進路を妨害する棒のようなものが飛びこんできた事実も確認しております」と、詳細を公表。さらに「バス出庫後には川崎フロンターレサポーターによる一連の違反行為に反発した大宮アルディージャサポーター1名からの言動に対し、川崎フロンターレサポーター2名が詰め寄り、もみ合い寸前の場面がありました」と報告している。

 これに対して川崎と大宮、そしてJリーグは対応を検討し、24日にサポーターへの処罰が発表された。両クラブによれば、バスの前に飛び出し妨害行為を行った川崎サポーター1名に対し、25日の同13節横浜F・マリノス戦からリーグ5試合の入場禁止処分を与え、大宮アルディージャサポーターの言動に対して詰め寄った2名に対しても、横浜FM戦の入場禁止を言い渡したという。またその他の12名に対しては、厳重注意した。

 川崎はこれに加え最後に「主管者である大宮アルディージャ様を始め、両クラブのファン・サポーターの皆様、Jリーグに関わる皆様には大変ご迷惑をおかけしましたこと、改めて心よりお詫び申し上げます」と関係者に謝罪。今後両クラブは再発防止に向け、快適なスタジアム作りを目指していくという。