【世界のカフェ】ミュンヘンの市庁舎を眺めながらの朝食は最高!カフェ・リシャルト
ミュンヘン滞在中ホテルに朝ごはんが付いていない……
そんなときはミュンヘンのランドマーク、市庁舎を眺めながらの朝食はいかがでしょう。
ミュンヘンのど真ん中、マリエン広場に面した市庁舎のすぐ目の前に店を構えるのが、カフェ・リシャルト(Café Rischart)。ミュンヘンっ子にも人気の高い、1883年創業のベーカリー直営の老舗カフェです。
マリエン広場以外にも、野外市場・ヴィクトアーリエンマルクト前などに複数の店舗を展開しており、年間800万人以上もの人々が訪れるというミュンヘンの名物ベーカリー&カフェです。
ネオ・ゴシック様式の壮大なミュンヘンの市庁舎を眺めながら一日のスタートを切るなんて、最高に贅沢ではありませんか!
午前中は朝食セットメニューがあり、品数の揃った豪華なセットから気軽なセットまで幅広いラインナップが揃っています。
今回オーダーしたのはBircher Power Breakfast(ビルヒャー・パワー・ブレックファスト)。
フレッシュフルーツが添えられたビルヒャー・ミューズリーと、はちみつとバター付きのドイツパン、フレッシュオレンジジュースのセットです。
ミューズリー(Muesli)は穀物とドライフルーツ、ナッツ、種子などを混ぜ合わせたシリアルの一種で、ドイツでは朝食の定番メニューのひとつ。健康志向の高まりで、近年は日本の輸入食品店などでも見かけるようになりました。
ビルヒャー・ミューズリー(Bircher Muesli)とは、ミューズリーを考案したスイス人医師、マクシミリアン・ビルヒャー・ベンナーにちなんで付けられた名前で、水に浸してふやかした燕麦(エンバク)を主とする穀類に、レモン汁、コンデンスミルク、すりおろしりんごを混ぜ、好みでヘーゼルナッツやアーモンドの粉末をふりかけたもの。
少し甘みがありますが、朝の胃にも負担の少ない優しいメニューです。フレッシュフルーツが添えられているのが嬉しいですね。
ドイツに来たら、特有のドイツパンも一度は食べておきたいところです。日本人が慣れ親しんでいるフワフワした柔らかいパンとはまったく異なる、素朴でどっしりとしたドイツパン。
初めて食べるとその違いに戸惑うかもしれませんが、噛めば噛むほど味わいが出る、滋味のあるドイツパンにしだいにハマってしまう人も少なくないはず。
ベーカリー直営だけあって、じっくりと味わいたくなる深いうまみの感じられるパンです。飾らないドイツパンは質実剛健なドイツ人の気質を表しているかのよう。
ドイツらしさ満点のヘルシーな朝食をいただきながら、ミュンヘンの朝の日常風景を眺める…特に夏のテラス席でいただく朝食は最高に爽やかな気分になれますよ。
もちろん朝食だけでなくランチやティータイムなど一日中使えるお店ですが、市庁舎に面した特等席をゲットしやすいのが来店客の少ない朝の時間帯なのです。
平日は朝6時半から営業していますが、テラス席の準備ができたのはちょうど筆者が来店した8時半より少し前でした。店内の2階席の窓際からも市庁舎を望むことができます。
ミュンヘン随一のロケーションで一日のスタートを切れば、ミュンヘンの旅がいっそう思い出深いものになることでしょう。
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<お店の情報>
Café Rischart am Marienplatz (カフェ・リシャルト マリエン広場店)
住所:Marienplatz 18, 80331 München
電話: 089 231700320
営業時間
平日:6:30-21:00
土曜:7:00-21:00
日・祝: 8:00-20:00
公式ホームページ:https://www.rischart.de/index.php(ドイツ語)