クリスマスから年末年始にかけて海外旅行へ行く方も多いと思います。

そんな皆さんにおすすめしたいのが、クリスマスシーズンのローテンブルク。この時期はそのままでも十分に可愛らしい町並みが、至る所でデコレーションを施されて更にバージョンアップするのです。

ローテンブルクはロマンティック街道沿いに位置する街で、小さい街でありながら教会や博物館などの見どころが詰まっています。そしてこの街が誇るのは、中世の面影を称えた美しい町並み。街を囲っている城壁の中へ一歩踏み込めば、メルヘンの世界に入り込んだかのような気分に浸ることが出来ます。

凝った細工がされている美しい装飾看板も、街並みに華を添えています。それぞれの店の特徴を表す個性的な看板は、設置する高さも統一されています。

どこを歩いても画になるローテンブルクですが、更に魅力的になるのはクリスマスシーズン。街全体がクリスマスムードに包まれるのです。

マルクト広場の中央にそびえ立つ大きなクリスマスツリーとクリスマスマルクト。クリスマスマルクトは15世紀から続いています。屋台では木のおもちゃやクリスマスのオーナメント、蝋燭などが売られていて、その可愛さからついつい色々買いたくなってしまいますよ。食べ物などの屋台もあるので、焼きソーセージを食べたり、ホットワインを飲んで冷えた体を温めるのもお勧めです。

1年中クリスマスグッズを販売しているケイト・ヴォールファートも外観がクリスマス仕様になり、ムードを盛り上げています。

所々にモミの木やリースの装飾がされた様子は、まさに中世のクリスマスという感じでしょうか。屋根の上に雪が積もっているだけでも画になるのは、さすが美しさを誇るローテンブルクだけあります。

またローテンブルクに来たらぜひ食べてみたいのが、シュネーバルという地元名物のお菓子。細く切った生地を丸い型にいれて揚げ、そこへ更に粉砂糖やチョコレートなどがまぶしてあります。

シュネーバルとは「雪の玉」という意味ですが、こうして見るとまさに雪合戦で使う雪玉みたいですね。カフェやベーカリーなどで買うことが出来るほか、専門店もいくつかあり、シュネーバルを実際に作るパフォーマンスを見せてくれる所もあります。

味はオーソドックスな物から、変わったものではティラミス味やエッグリキュールを使ったものまで様々。ぜひ自分のお気に入りの味を見つけてみてください。マルクトを眺めながら熱いコーヒーとともにシュネーバルをかじるのも、ローテンブルクでの醍醐味ですよ。

ローテンブルクの今年のクリスマスマルクトは11月25日から12月23日まで開催されます。期間限定で普段よりも更に可愛らしくなったローテンブルクを楽しんでみてはいかがですか?

Post: GoTrip! http://gotrip.jp/ 旅に行きたくなるメディア