英、EU加盟の年間コストは約40兆円=シンクタンク報告
AFX通信によると、英保守系シンクタンクのIEA(インスティテュート・オブ・エコノミック・アフェアーズ)は、来月出版予定の報告書のなかで、EU(欧州連合)加盟による英国の負担や経済コストは、年間2000億ポンド(約40兆円)の損失と試算した。同報告書は、EU憲法の是非をめぐるフランスとオランダでの批准投票後の6月14日に発行されるとしているが、すでにコピーが販売されている。
同報告書では、損失理由として、EUへの拠出金を始め、CAP(共同農業政策)による食品価格の上昇、製品コストの上昇、サービス業での競争減少、官僚的形式主義などによる経済効率性が挙げられるとしている。また、将来的には、共通労働規則の導入によって、労働力の移動に伴う損失や、破産した他の加盟国の年金基金への救済などのコスト増が予想されるとしている。【了】
同報告書では、損失理由として、EUへの拠出金を始め、CAP(共同農業政策)による食品価格の上昇、製品コストの上昇、サービス業での競争減少、官僚的形式主義などによる経済効率性が挙げられるとしている。また、将来的には、共通労働規則の導入によって、労働力の移動に伴う損失や、破産した他の加盟国の年金基金への救済などのコスト増が予想されるとしている。【了】