AFX通信によると、イスラム原理主義組織タリバンと見られる集団が、イスラム教指導者を殺害した模様。アフガニスタン警察当局が29日、AFP通信に対して明らかにした。警察によると、殺害されたのは南部の都市カンダハル地区のイスラム会議機構の責任者であるマウルビ・アブドラ・ファヤズ師で、イスラム会議の事務所にある建物を出たところを、オートバイに乗った2人組に銃撃されたという。同師はかつてタリバンの拠点があったカンダハルの宗教上の最高指導者で、カルザイ大統領と親しい支持者としても知られていた。タリバンのスポークスマンは、「タリバンに対しイスラムの名を用いて批判したことは死に値する」との犯行声明を発している。 【了】