AFX通信によると、フィンランドの携帯電話世界最大手のノキアは、ネットワークシステムの改良のため、クウェート第2の携帯電話オペレータのワタニヤ・テレコムに、1億ユーロ(約136億円)の技術供与を行うことが29日までに明らかになった。同契約の調印式は、4日間の日程でクウェートを公式訪問中の、バンハネン・フィンランド首相の臨席のもと行われた。

  同契約は、来年早々にも完了する予定で、ノキアはワタニヤ・テレコムに対し、最新の無線ネットワークやコアネットワーク技術を供与する。ワタニヤ・テレコムは、1999年に操業を開始し、現在はクウェート国内で86万人、イラクやチュニジア、アルジェリアなどを含めて300万人以上のユーザーと契約している。両社は今後も提携関係を維持する予定。【了】