XFN-ASIAによると、米商務省が27日に発表した4月の個人所得は前月比0.7%増となり、市場予想と一致した。一方、個人消費支出は同0.6%増となり、伸び率は個人所得を下回り、市場予想の同0.8%増も下回った。

  3月の個人所得は同0.5%増だった。また、3月の個人消費支出は速報値の同0.6%から同0.9%に上方改定された。インフレ調整後の個人所得は同0.2%増、実質可処分所得は同0.1%だった。

  FRB(米連邦準備制度)がインフレ指標として重視している、食品・エネルギーを除いたコアPCE(消費者物価指数)は同0.1%上昇となった。PCEは同0.4%上昇だった。また、個人貯蓄率の伸び率は同0.4%増となり、2001年10月以来の低水準となった。 【了】