プレミアリーグ優勝を決めたレスター・シティは、ホーム最終戦となった7日のエヴァートン戦で、タイトル獲得を祝うパーティーを行った。その場に意外な人物がいたとして、イタリアの一部メディアが騒いでいる。

その人物とは、レスターが所有権を持つDFヨアン・ベナルアン（29）。今年1月のマーケット最終日にフィオレンティーナへレンタル移籍した選手だ。だが、守備強化につながると期待されていたベナルアンは、負傷によりフィオレンティーナでは1試合にも出場していない。

シーズン前半戦で「今季の旋風」と躍進を称賛されながら、後半戦で失速したフィオレンティーナのサポーターは、冬の補強が失敗だったとクラブを批判している。ベナルアンはそのきっかけとなった一人だ。当然、フィオレンティーナサポーターの心象は良くない。そのベナルアンが、レスターの優勝祝いにいたことが発覚したのだ。




フィオレンティーナは8日に試合を控えている。まったく試合に出られず貢献できていない選手が、奇跡の優勝を遂げた古巣のお祝いに駆けつけたことに、一部のメディアやファンからは皮肉のツイートが寄せられた。

「お笑い草だ」
「信じられない！」
「腰を痛めていたんじゃなかったのか？」
「フィオレンティーナでの出場時間分数より、レスターで獲得したトロフィーの方が多い」

なお、ベナルアンはレスターで過ごしたシーズン前半戦で4試合出場。規定の5試合に達していないため、ベナルアンは優勝メダルを受け取ることができない。