アメリカが打ち上げたアポロ11号による有人月面探査は有名ですが、それに中国が続こうとしています。中国で宇宙開発を推し進める中国国家航天局は、有人による月面探査を2031年から2036年まで実現させたいと表明したのです!
 
China Dailyの報道によると、人民解放軍の中将と有人宇宙開発プログラムで副司令を務めるZhang Yulin氏は4月23日に開催されたカンファレンスにて、新たな記念日となる「Space Day」の設定を発表。さらに、同国の有人月面探査に関する計画を明かしました。
 
中国は現在宇宙開発に非常に力を入れており、新たな宇宙ステーション「Tiangong-2(天宫二号)」の今年後半の打ち上げと、「Tiangong-3(天宫三号)」の2022年の打ち上げを予定しています。さらに、Tiangong-3(天宫三号)には宇宙望遠鏡の設置も予定されています。それだけでなく2020年までには月の裏側への探査機の派遣も計画しており、有人による月面探査の開始も時間の問題ではありました。
 
今後、中国は有人宇宙船や宇宙服、それに有人宇宙船を月に送り届けるだけの力を持った新型ロケットを開発する必要があります。特に新型ロケット開発については、今後同国が力を入れる分野になることでしょう。
 
なお、英語では宇宙飛行士を「Astronaut」、ロシアでは「Cosmonaut」と呼ぶように、中国では「Taikonaut」と呼ぶそうですよ。Taikoは中国語の「太空(日本語では宇宙空間)」から。なんだか、日本人にも呼びやすい名前ですね。
 
Image Credit: China News
■China Plans to Put Someone on the Moon By 2036
http://www.popularmechanics.com/space/a20698/china-plans-to-put-a-person-on-the-moon-by-2036/?utm_source=rss&utm_medium=rss