宇宙開発を以前から進めている民間企業のスペースX社が、非常に野心的な計画を発表しました! なんと、同社は2018年に火星探査を実施すると発表したのです!
 
スペースXによる火星探査には、新たに開発されるレッド・ドラゴン宇宙船が利用されます。そしてこのレッド・ドラゴン宇宙船は火星に到着した後、「さまざまな火星環境を調査し、地球に送信する」とのこと。おお、これはまさにNASAやESA(欧州宇宙機関)による火星探査と同じような内容ですね!
 
同社CEOのイーロン・マスク氏は以前にも、火星への有人探査を2025年までに実現させたいと発言していました。これはNASAによる2030年代に予定されている火星の有人探査よりも早いものとなります。また、スペースXは火星までの宇宙船の打ち上げのために、大型ロケット「ファルコン・ヘビー」の開発を進めています。今回の火星探査の詳細はまだ明かされていませんが、宇宙船のレッド・ドラゴンとファルコン・ヘビーが揃えば、火星探査は夢ではありません。
 
なお、現在スペースX社はボーイングとともにNASAと契約して、ISS(国際宇宙ステーション)への物資の運搬業務を行なっています。この調子で同社が無人や有人による火星探査に成功すれば、将来は民間企業が国家による宇宙開発のスピードを追い越してしまう可能性も十分にありそうですよ!
 
Image Credit: スペースX
■SpaceX Will Launch Private Mars Missions as Soon as 2018
http://www.space.com/32719-spacex-red-dragon-mars-missions-2018.html?utm_source=rss&utm_medium=rss