今季のセリエAは王者ユヴェントスが5年連続32回目の優勝を決めた。イタリア『メディアセット』は26日、この5年間におけるユーヴェの強さが数字に表れていると報じている。

2006年の八百長スキャンダルでセリエBに降格したユーヴェは、1年でセリエAに昇格。その後の2年間は3位、2位だったが、2009-10シーズンからは2年連続で7位と低迷した。

だが、2011年にアントニオ・コンテ現イタリア代表監督が就任し、本拠地ユヴェントス・スタジアムがオープンすると、新体制1年目で無敗優勝を実現。その後も王座を譲らず、2014年夏にコンテ監督が退任しても、引き継いだマッシミリアーノ・アッレグリ監督の下でタイトルを獲得し続けた。

『メディアセット』によると、この5年のリーグ戦におけるユーヴェの戦績は、187戦136勝37分け14敗。5年間でわずか14試合しか負けていない。総勝ち点は445。ナポリに92ポイント差、ミランに131ポイント差、インテルに157差をつけている。


だが、今季はまだ3試合を残しており、ユーヴェはさらに記録を樹立する可能性がある。

特に鉄壁と称される守備陣は、今季ここまで18失点。セリエAが20チーム制になってからの最少失点記録は、ユヴェントス自身が2011-12シーズンに打ち立てた20失点だ。残り3試合で1失点に抑えれば、今季のユーヴェは記録を更新する。

また、これまでの年間最多クリーンシート記録は22試合（2013-14シーズンのユヴェントス、1993-94シーズンのミラン）だが、今季のユーヴェはここまで20試合でクリーンシートだ。

残る3試合ですべて勝利すれば、ユーヴェは勝ち点94で今季を終える。この場合、2013-14シーズンのユーヴェ（勝ち点102）、2006-07シーズンのインテル（同97）に続く歴代3位の数字だ。