ローマFWフランチェスコ・トッティの逆転ゴールに涙を流したファンが、あこがれのトッティとの対面を果たした。

引退か、移籍か、契約延長か…夏の去就が騒がれているトッティは、20日のトリノ戦で86分から途中出場し、3分もかけずに2得点をマーク。1-2とリードを許していたチームを、3-2の逆転勝利へと導いた。

ドラマチックなトッティの活躍に、本拠地オリンピコの興奮も最高潮。そしてテレビカメラがとらえたのが、スマホを片手に涙を流し、トッティの活躍に感動していた若いサポーターだった。


試合から一夜明けた21日、このサポーターが22歳のアレッシオ・アヴァッローネさんと判明。ローマは練習場トリゴリアへとアレッシオさんを招待した。あこがれのトッティとの対面を果たしたアレッシオさんは、喜びをあらわにしている。


「気持ちが解き放たれたんだ。涙を止めることができなかった。ローマのことを話すときは、感情を抑えることができないんだよ」

「（トッティと会って）何と言えば分からなかった。僕はシャイなんだ。彼はそれ以上にシャイだね。でも、友達と話すみたいに、僕にとってすごく大きな存在であるレジェンドと話すことができたのは素晴らしかった。僕はローマを愛しているから、トッティのことも愛さずにはいられない。彼がデビューしたのは、僕が生まれる前だ。だから、僕は彼とともに育ったんだよ」