フジテレビ「村上信五とスポーツの神様たち」（20日深夜放送分）では、野球解説者でプロ野球OBの金村義明氏、山崎武司氏、高橋尚成氏がゲスト出演。「球史に残したい名場面アワード」としてプロ野球界に残る名場面を紹介した。

元巨人の高橋氏は「神が舞い降りた最後のホームラン」として、日本を代表する野球選手の一人・松井秀喜氏が放った日本最後のホームランを推した。

日米通算507号のホームランを打った松井氏が、2002年10月10日（対ヤクルト戦）、巨人時代最後の打席で打ったホームランはまさに神懸かった一撃だった。

シーズン50号に迫った松井氏は、この試合の第1打席で49号を放ち、最終打席になるであろう第4打席に臨むも、その4球目でキャッチャーフライを打ち上げてしまった。

しかし、当時ヤクルトのキャッチャーだった米野智人氏はボールを見失い、捕球できず。命拾いした松井氏は五十嵐亮太の6球目をスタンドへと運び、日本最後の打席で見事シーズン50号を記録した。

当時のVTRが紹介されると「あの時、東京ドームで最後の試合だったのでチームメイト全員ベンチにいたんですよ。挨拶があるので」と振り返った高橋氏は「僕らもそのホームランを見れたんですけど鳥肌が止まらなかった。それくらい神懸かってた」と興奮気味に語った。

すると金村氏は「米野の名誉のために言うと」と前置きすると「あれはエラーというより天井当たってるよ。全然違うところに落ちてきてる。（ボールを見失うのは）デーゲームではあるとしてもナイターでしょ。あれは凄いスピンきいてるから」と補足で説明した。