ローマFWフランチェスコ・トッティが、20日のセリエA第34節トリノ戦で途中出場から2得点し、チームを3-2の勝利に導いた。賛辞が相次いでいる。

ローマ一筋でキャリアを積み重ねてきたトッティは、39歳の今、大きな岐路に立たされている。本人は現役続行希望だが、クラブは引退して幹部になることを望んでいるからだ。しかも、ルチアーノ・スパレッティ監督との確執も騒がれ、前節も試合後に指揮官とケンカをしたと報じられた。

今季で契約が切れるトッティは、引退か、愛するローマを去って現役を続けるのか、それともクラブやスパレッティ監督を納得させ、選手としてローマに残るのか、夏の動向が注目されている。

そんな中で迎えた20日のトリノ戦、トッティをベンチスタートとしたローマは、一度は追いつきながらも勝ち越しを許し、86分の時点で1-2とビハインドを背負っていた。2試合連続ドロー中のローマは、負ければ3戦白星なし。来季のチャンピオンズリーグ出場に暗雲が立ち込めるという苦境だ。

そのローマを救ったのが、トッティだった。86分に途中出場したキャプテンは、直後にFKから同点弾を決めると、3分後にはチームが獲得したPKを確実に決めて2得点。たった3分間で試合をひっくり返し、チームに勝ち点3をもたらした。

当然、チームメートやサッカー界のレジェンドからは、トッティへの賛辞が相次いでいる。

◆ラジャ・ナインゴラン（ローマMF）　「偉大なキャプテン、偉大なチーム、みんなにとって感動の勝利だ！　チームは団結している」

Vittoria importante con tanta sofferenza. Grande capitano... Grande squadra... Una vittoria emozionante per tutti!!! Avanti cosi...

Radja Nainggolanさん(@radjaclanainggolan)が投稿した写真 -



Squadra unita. Daje

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◆アントニオ・リュディガー（ローマDF）　「レジェンドがやってくれた！」


◆ルカ・ディニュ（ローマDF）　「なんてチーム、なんてキャプテン、なんて勝利だ」


◆カフー（元ローマ＆ブラジル代表）　「Gol Tottiiiiiiiiii」


◆フランコ・バレージ（元イタリア代表）　「トッティが普通ということはあり得ない」


もちろん、ファンもトッティの活躍に歓喜している。スタジアムで観戦するサポーターの中には、感動で涙を流す者もいた。


トッティの活躍で勝利したローマは、同日の試合で敗れた4位インテルとの勝ち点差を7に広げ、来季のチャンピオンズリーグ出場に大きく前進した。