昨年改正された航空法により、ドローンは人口密集地での飛行が禁止されました。しかし、オモチャみたいなドローンがどうして人家の近くで飛ばせないの?と疑問に思う人もいるかもしれません。そんな人に見ていただきたい動画がこれ。「ドローンのプロペラが豚肉に衝突した時に、どれくらいのダメージを与えるのか」の実験です。
 


 
この実験はデンマークのオールボー大学のドローン研究チームによって行なわれました。カタパルトによって加速されたドローンのプロペラが、人体を想定した豚肉に衝突します。重さ1kg、秒速15m(時速54km)のドローンを模した装置が豚肉に衝突すると、ローターは一部が折れ、その後豚肉にグッサリ刺さっています。おお、もしこれが人体だったら大怪我につながっていたことでしょう。
 
今回の重さ1kg、秒速15m(時速54m)という想定重量は、大きめのドローンとしては一般的なスペック。もちろん人は服を着ているのでもう少しダメージは少ないでしょうが、首や顔など人体が露出している部分への衝突もありえます。
 
先日はドローンが航空機に衝突するという事故がイギリスで起きましたが、今後もドローンが人的被害を起こさないとは言い切れません。ドローンの利用はルールを守って、安全第一を心がけたいですね。
 


 
Image Credit: YouTube
■When drones and pork collide
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