勝利にも不満を示すジダン「驚くべき数のボールを失った」

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▽レアル・マドリーのジネディーヌ・ジダン監督が、13日に行われたリーガエスパニョーラ第29節のラス・パルマス戦を振り返り、チームのパフォーマンスに苦言を呈している。クラブ公式サイトが伝えた。

▽敵地に乗り込んだマドリーは24分にセットプレーからスペイン代表DFセルヒオ・ラモスのゴールで先制する。しかしその後は低調なパフォーマンスを見せて追加点が奪えず。すると87分にはパスミスから同点を許す。それでも89分にブラジル代表DFカゼミロのゴールで勝ち越しに成功。勝ち点3の獲得に成功している。

▽試合後、ジダン監督は勝利に満足感を示すも、選手たちのパフォーマンスには苦言を呈し、今後は試合を分析して修正していくことが大事だと強調した。

「大事なことは勝ち点3の獲得だ。しかし今日の試合で何が起こったのかについては検証する必要がある。驚くべき数のボールを失ってしまった。結果が不当だとは思わない。得点は2つのセットプレーからだったが、それもサッカーの一部だ。相手は素晴らしいプレーを見せていた。苦しめられたことは事実だが、私が怒っているのは我々の注意力の欠如だ」

▽首位に立つバルセロナとは勝ち点12差となっており、リーグ制覇には難しい状況となっている。しかし、ジダン監督は今後の戦いを考えれば残りの試合でさらに良いパフォーマンスを見せる必要があると口にした。

「もし、この先に何かを期待しているのならば、今日よりも良いプレーをしなければいけない。今のままでは、はっきり言ってダメだ。特に後半のようなプレーは許されるものではない。もっと違う展開の試合ができるだろう」

「今はチャンピオンズリーグのことは考えていない。選手たちも今日の試合だけに集中していたはずだ。普段の戦いぶりならば、ボールを保持している間に心配などしない。しかし今日はボールを持っていても心配な状況だった」