岩場の多いポイントでサーフィンに挑む伝説のサーファー(写真:y_imura)

『ビッグ・ウェンズデー』という1978年に製作されたアメリカ映画があった。水曜日にやってくるという世界最大の波に挑戦する、3人の若者の友情を描いたサーフィン映画だ。この映画を彷彿とさせる伝説のサーファーが、三重県の伊勢志摩にいるという。

岩の多い危険な海をものともしないサーファー、年齢はなんと60歳だという。いったいどんな人なのか?

かつてプロとして世界で戦ったレジェンドが...

冒頭に紹介した伝説のサーファーは、通称「ワハさん」。かつてプロサーファーとして世界大会に出て戦った経歴を持つ人物で、現在はサーフィンショップを経営する。

「ワハさん」のところには、彼を師と仰ぐ現役のプロサーファーたちがしばしばやってくるという。波に真摯に向き合う彼の姿勢が、若いサーファーたちのリスペクトを集めているのだ。

この60歳のサーファーを、写真と記事でレポートするのは、伊勢市在住の「y_imura」氏。ウェブマガジン『OTONAMIE』(オトナミエ)の2015年10月5日の記事として公開され、注目を集めている。フェイスブックでは「いいね!」が1700を超えたという。詳しくは、ぜひサイトの方で見てほしい。

もっとディープで、おもしろい人を...

ウェブマガジン『OTONAMIE』は、今年の10月24日から本格運用が始まったばかりの新しい媒体だ。Jタウンネット編集部は早速電話で話を聞いてみた。

電話で答えてくれたのは、運営担当の村山祐介さん。「三重県は、観光地の情報は充実しているかもしれないが、もっとディープでローカルな情報は、まだこれから......。有名観光地のすぐ近くに、こんなおもしろいところがある、おもしろい人がいる。そんな情報発信をめざしたい」と語る。

記事を投稿するのは、地元在住の記者だ。記者の数は約50人。カメラマン、デザイナー、ライターなど、職歴はさまざま。上記の「y_imura」氏もその一人だ。「首都圏や関西などから、移住して来た人も多いですよ」と村山さん。「日本で3番目に行ってみたい場所」をスローガンに、三重のおもしろいところにスポットを当てていきたいとのこと。