NHK朝の連続テレビ小説『あさが来た』の週間平均視聴率が、初週から6週連続で20%の大台越えをキープしていて絶好調。そのヒロインを務めているのが、今回俎上に載せる女優の波瑠だ。
 顔に出っ張ったところが(鼻を除いて)なく、穏健でおとなしい顔相ながら、芯の強い、清潔感のある女相だ。ただ、性愛に限って言うと弾けたところがなく、SEX診断チャートも低い評点が並ぶ。

 丸目で、上下唇にも程良い厚みがあり、生来的なエロ度は低くはない。しかしながら、性ホルモンタンクの臥蚕(下瞼の睫毛の生えているあたり)に張りが乏しく、年令のわりに眼光が乾き気味だ。
 大きめの鼻に丸みがなく、鼻筋が太々としていて段差もあり、我が強く勝ち気な気性だ。眉の毛質が粗くて門歯が大きく、良く言えばボーイッシュ、悪く言えばがさつ。生命力は強いが、女らしいたおやかさや艶やかさには欠ける。
 目頭に切れ込みがなく、ベッドに上がっても、雰囲気を盛り上げるための演技的なプレイや性戯には積極的ではない。おまけに彼女は一文字眉。眉毛粗・門歯大ともあいまって、見た目の魅力ほどには、セックスや恋愛の現場においては面白みがなく、男性側は期待を裏切られがちだ。
 【淫乱度】としては低く、「1」寄りの「2」。

 上下歯列が小振りで口相に勢いがなく、金甲(小鼻)の張りも弱く、回数をこなすセックスではない。また、彼女のように垂珠(耳たぶ)にホクロのある女性のセックスは総じて淡泊。恋愛に関しても飽きっぽく、心身両面で男女関係が長続きしにくい。
 【絶倫度】も低く、こちらは「2」寄りの「1」。

 膣道の雛型とされる、耳の穴の手前にある切れ込みが狭くて深く、後天的な名器度が現れる、口元の肉付きも良い。口角(唇の両端)も自然に上がっていて、これも名器相だ。
 惜しむらくは人中(鼻の下の縦溝)が浅いことで、(子宮・卵巣を含めた)生殖器の成熟が万全とは言い難い相。それでも、【名器度】はトータルで「4」。
 浅い人中は尻軽相の一つで、丸目相でもあって、ただ堅いばかりの女相ではない。しかし、強い眉や鼻が抑制的に働いていて、【尻軽度】は「2」と低い。
 口元がすっきりしていて、おとなしい臥蚕もあげまん要素。反対に、一文字眉と乏しい金甲がマイナス要素。肝心の眼形が吊り上がりのあげまん相ではなく、【あげまん度】も「2」。
 段差のある鼻筋は、結婚を急ぐと失敗する相。晩婚が吉だ。鼻筋がやや反ってもいて、感受性が強く、見栄っぱりで無鉄砲な一面もある。相性(や彼女の好み)の合う異性の範囲が極めて狭く、男性はかなり広い度量が求められる。

【劉飛昶プロフィール】劉飛昶(リュウ・ヒチョウ) 観相学・東洋運命学・心理学などを独学。セクソロジーにも通じ、女相から性感の特徴などを観極め、現代にフィットした〈新〉淫相学の研究に取り組む。淫相学とは、観相術の中でも男女の交わりに主眼をおいた観法の総称。