全国各地の「防犯メール」の中から、気になった事案を紹介する本連載。今回は、大阪府の「大阪府警察安まちメール」へ寄せられた声かけ事案を取り上げたい。

小学校の教科書を、何に使うつもりだったのだろうか。画像と本文は無関係です(Lyn Lomasiさん撮影、flickrより)

「教科書を貸せ。」

2015年11月24日、16時ごろ。大阪市此花区の路上で、声かけ事案が発生した。

小学生男児2名が帰宅途中、自転車に乗った40歳くらいの男に遭遇した。男は、男児らに対して「教科書を貸せ」と声をかけてきたという。

はたして、いい年をした大人が小学校の教科書を必要とする状況がありえるのだろうか?まさか、もう1度小学校の勉強を復習したい気持ちに駆られたのだろうか。仮にそうだとしても、カツアゲのようなやり方はいただけない。というか、買えばいいのに。

事案ウォッチ全国の事案情報を紐解き、ときに想像を膨らませながらご紹介。
本連載でお届けする内容が、少しでも身近な犯罪の抑止につながれば幸いだ。