全国各地の「防犯メール」の中から、気になった事案を紹介する本連載。今回は、兵庫県の「ひょうご防犯ネット」へ寄せられた不審者事案を取り上げたい。

銀に光る謎の物体とは。画像と本文は無関係です(tanakawhoさん撮影、flickrより)

ビニール袋の中に謎の物体

2015年11月18日、17時ごろ。姫路市野里上野町付近で、不審者事案が発生した。

女子児童らが外で遊んでいると、白色のマスクを着用した男に遭遇。男は無言のまま走って近づいてきたが、銀色に光る物をビニール袋の中に入れて持っていた。怖くなった児童が大声を上げると、男は何処かへ立ち去ったという。

不審者が銀色に光る物を持っていたと聞いて、いったい何を想像するだろうか?ほとんどの人が、包丁やナイフ等の凶器を連想するのではないか。ところが、この男はそれを手にしていたのではなく袋に入れていた。

それは直接の凶器ではなく、爆弾や危険な液体ではなかったのだろうか。そうであれば、その後の男の足取りが気になって仕方のない不審者事案だ。

事案ウォッチ全国の事案情報を紐解き、ときに想像を膨らませながらご紹介。
本連載でお届けする内容が、少しでも身近な犯罪の抑止につながれば幸いだ。